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・第4ステージ
130kmと短めですが、2つの山岳ポイントがゴールから距離がなく
逃げ切りが狙える面白い展開が期待できそうなステージ。
ノリスのアタックから仕掛け合いが始まります。
まずパオリーニが合流しましたが、合流する選手が増えたため
大集団が潰しに来て失敗。
この後もなかなかアタックが決まらない状態。
大集団のまま第1スプリントに突入、
グライペルがマシューズを直前でかわし
さらにポイントを重ねていきます。
第1スプリントポイントを越えた後に3人が抜け出し、
カドリが単独で追走して合流。
2級の山岳ポイントはマッカーティーが先頭で通過。
この後逃げ集団からスムクリスが脱落し3人に。
第2スプリントポイントはペレスが先頭で通過。
1級山岳の登坂途中で逃げていた3人は吸収されます。
そして総合首位のグライペルが遅れ始めました。
これで総合争いが面白くなりそう。
1級山岳は頂上直前で飛び出したデニスが先頭で通過。
地元の大学生が素晴らしいアピールを見せました。
1級山岳を越えて集団は50人ほどに、後ろの集団とは
4分超の差がついたので、総合争いは大きく変化が出そう。
チオレックが早めのスプリントで先頭に立ちましたが、
追いかけてきたフレイレがゴール前で綺麗にかわして優勝。
これはフレイレの仕掛けるタイミングが上手かったなぁ。
コーラーが総合首位に、スプリント賞はボアッソンハーゲン
山岳賞がデニス、とガラッとジャージが入れ替わりました。
・第5ステージ
最長の151.5km、前半はほぼ平坦の周回コースですが、
後半には2回の急坂が待っている、
前日に続いて総合成績に変動が出そうなステージです。
スタート直後から仕掛けが出続けますが、
5人が抜け出した所で集団が容認の構えを見せて逃げが確定。
単機で抜けていたデヘントを吸収し6人の逃げ集団となりました。
逃げ6人は争うことなくスプリントポイントを通過。
平坦部分ではほとんど動きがないまま、
勝負所の2つの登坂に入っていきます。
逃げ6人からハースが抜け出し単独で逃げていきます。
1つ目の山岳ポイントはハースが先頭、デヘントが2番手ですが
だいぶ差が開いた感じに見えます。
しかし大集団の力はすさまじく2回目の登坂に入る前に
逃げていたメンバーを吸収してしまいました。
代わって4人が抜け出します。
と半途中で逃げ集団は2人だけに、
そして大集団からはロジャースが抜けだしてきました。
しかし頂上手前では小集団に追いつかれて
ステージ優勝は10人ほどの争いに。
バルベルデのペースアップにロジャースが反応、
そして後ろからジェランが仕掛けましたが、
これにバルベルデがしっかり対応、
ゴール寸前にジェランを差しステージ優勝。
薬物違反の出場停止明けのレースでしたが、
2年間のブランクを感じさせない走りっぷり。
ポテンシャルの高さを見せ付けました。
ジェランとバルベルデが同タイムで並んでいますが、
これまでの順位の合計が小さいジェランがトップに。
しかしボーナスタイムでひっくり返る差なので
まだまだ分かりません。
・第6ステージ
最終ステージは4.5km×20周の周回コース。
8周目・12周目にスプリント争いがあるので、
総合2位のバルベルデがボーナスタイムを取れるかが見所。
結局バルベルデはスプリントポイントに絡めず、
これは警戒されるので仕方ないよなぁ……
2つ目のスプリントポイントを越えた後は
3人が逃げたままレースは進行。
そして19周目でメイヤーが抜け出し単独で逃げ始めました。
メイヤーが先頭で最終周回に突入。
しかし大集団もきっちりペースアップしメイヤーを吸収。
ゴールスプリントの争いとなりました。
トレインに綺麗に率いられたグライペルが
他の選手との力の差を見せ付けるような圧勝で4勝目。
スプリントの切れ味の良さを見せ付けました。
総合ではジェランが逃げ切りました。
総合優勝
サイモン・ジェラン(GEC)
ポイント賞
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(SKY)
山岳賞・新人賞
ローハン・デニス(UNI)