Giro d'Italia 2012 大会公式サイト
Tappa 20 Caldes/Val di Sole -> Passo dello Stelvio【219.0Km】
コース図等
最後の山頂ゴールステージは、チマコッピを舞台とする
総合争いの大きな動きが期待できるコースレイアウト。
その前にも1級Mortiroloが待ち受けているため
チーム力と個の力、両方ともが問われるステージとなります。
実況はSaschaさん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点では14人が逃げており 130km地点付近を走行中
大集団とは4分ほどの差がついていました。
3級Teglioの山頂付近でしたが、残る2つの登坂が勝負所という事で
ここでは大きな仕掛けはなく静かに通過していきました。
スプリントポイントは争いなく通過し1級Mortiroloに突入。
大集団は2分40秒遅れで登坂に突入
きつい登坂で逃げ集団、大集団ともにばらけ気味に。
逃げ集団ではザウグとカラーラの2人が抜け出します。
逃げていた2人からカラーラが脱落しカルーゾが合流。
セルパ、ヴァンデヴェルデも合流し4人に。
そして大集団ではホアキン・ロドリゲスがアタック、
ヘシェダルは冷静に対応しましたが、
他の選手は反応がちょっと遅れました。
ホアキンは少し脚を緩めて追いつかせた後またアタック。
抜け出すにはいたっていませんが、
ライバルの脚にダメージを与えようって感じかな。
先頭の4人にアマドールが合流し5人になりましたが、
勾配がきつくなったあたりでザウグがアタック。
最初のアタックもしていましたし、調子が良いんだなぁ。
ザウグは単独で逃げ続け、勾配22%の酷い所も乗り越え
1級Mortiroloの山頂を1位通過。
追走集団は映らず……さすがイタリアのテレビ局だ!
メイン集団は2分35秒ぐらいの遅れで山頂を通過しました。
約10kmの下りが終わり、登坂口までの緩い登りがスタート。
第1追走3人、第2追走4人、そしてメイン集団という形に。
総合上位勢が最後の登坂のために補給を摂っている隙に
仕掛ける選手が続出します。
そして第2追走のクネゴらが第1追走に合流……
このあたりは仕掛けが多すぎて把握しきれません。
ザウグはペースを落とし残り30km付近で
第1追走の6人と合流、これで先頭は7人に。
残り22.4kmとなり、ジロ最後の山岳でもあり
チマコッピでもあるPasso dello Stelvioに突入。
先頭7人とメイン集団との差は約4分。
登坂に入って5kmの間に先頭7人からは3人gな脱落。
そしてデヘントがペースアップ、
これについていったのはニエヴェのみ。
残り15kmのアーチで遅れているクネゴまで20秒弱の差。
メイン集団は3分45秒差、差があまり詰まっていないので
逃げているメンバーが頑張っているのかも。
一度は遅れていたクネゴですが、前の2人に追いつきました。
ペースを乱されずに走っているようで、
これまでとは違ったクネゴを見せてくれる……かも。
と思ったら追いつかれたデヘントがアタック、
他の2人は反応出来ずどんどんと差を広げられます。
大集団もデヘントから差を広げられて、
残り10kmのアーチでタイム差は5分台に。
デヘントが表彰台圏内に入ってきているのですが、
集団内の牽制が起きてしまっているのか
率先して牽くという動きが見られません。
大集団が追い始めたのは、ヴァーチャルマリア・ローザが
デヘントに移るあたりから。
ガドレがアタックするのですが、
他の選手の動きは鈍く差はあまり詰まりません。
ずっとヘシェダルが牽いていたメイン集団ですが、
ヘシェダル、ホアキン・ロドリゲス、スカルポーニの3人に。
そしてスカルポーニがアタック、他の2人は反応出来ず。
先頭を走っていたデヘントは最後までペースが衰えず、
逃げ切り勝利とともに総合成績でのジャンプアップも果たしました。
マリア・ローザはホアキン・ロドリゲスがかろうじて維持
マリアロッサ・パッシオーネはカヴェンディッシュ
マリアアッズーラはラボッティーニ
マリア・ビアンカはウラン
・Tappa 20 成績
1位 6h 18m 03s ロマン・クロイツィゲル(AST)
2位 + 19s ライダー・ヘシェダル(GRM)
3位 + 32s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
・総合成績
1位 77h 47m 38s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
2位 + 17s ライダー・ヘシェダル(GRM)
3位 + 1m 39s ミケーレ・スカルポーニ(LAM)