Critérium du Dauphiné 2012 大会公式サイト
ÉTAPE 6 Saint-Alban-Leysse -> Morzine【167.5km】
コース図等
ラスト2日で総合争いは大きく動きそうなドーフィネ。
いきなりの1級から3級・3級・1級・3級と越えた後
超級を登った後の下りゴール、
下りの巧拙も差に出てきそうなレイアウトです。
実況は永田実さん、解説は飯島誠さん。
放送開始時点では19人が逃げており101km地点付近を走行中、
大集団とは3分半の差がついていました。
1級Col de la Colombièreの山頂付近でしたが、
サルミエントがしっかり1位通過、
これで山岳賞ジャージ確定に大きく前進しました。
下りに入ってグリブコが逃げ集団に合流し20人に。
タイム差は4分近くまで広がりました。
3級Côte de Châtillonの登坂口に来るころにはタイム差は3分15秒に。
この登坂に入ってすぐににげしゅうだんでフェイユがアタック、
切れの良い仕掛けで他の19人を置き去りにしました。
しかしついて来る選手がいないのは誤算かしら。
3級Côte de Châtillonの山頂はフェイユが単独で通過。
フェイユにおいていかれた追走集団は約40秒遅れ。
ここでもサルミエントが2位通過で2位との差を広げます。
大集団は3分超の差。
この後単独で逃げるフェイユは、追走との差を広げ1分以上にして
超級Col de Joux Planeの登坂に入っていきました。
大集団は差を詰めて2分半ほどの遅れで登坂に突入。
超級に入ってすぐに大集団はばらけはじめ
次々と選手が遅れていきます。
有力選手ではニバリが脱落、フェイユから遅れた選手も
続々と集団に飲み込まれていきます。
残り18km付近で総合2位のマルティンが遅れ始めます。
これでウィギンスにとってはさらに有利な展開に。
そのウィギンスのいる集団も30人居ない位まで絞られてきました。
さらに選手はどんどん絞られて10人ほどに。
この中にチームスカイの選手が4人とウィギンス万全の体制です。
残り14km地点で単独2番手にいたクインターナが
先頭を走っていたフェイユを抜き去りました。
フェイユはあがくことも出来ず集団にも吸収されました。
超級Col de Joux Planeの山頂はクインターナは先頭で通過。
2番手となっていたメイン集団ではエヴァンスがアタックし2位通過。
下りに入ってからもクインターナの勢いは衰えず
集団との差を維持して逃げ続けます。
結局クインターナは逃げ切り勝利、
登りだけでなく下りでも強さを見せた素晴らしい走りでした。
エヴァンスは16秒遅れ、大集団24秒遅れ
エヴァンスが8秒稼ぎましたが、
チームスカイの強さが際立っており
ウィギンスの連覇が濃厚になってきました。
・ÉTAPE 6 成績
1位 4h 46m 12s ナイロ・クインターナ(MOV)
2位 + 15s カデル・エヴァンス(BMC)
3位 + 24s ダニエル・モレーノ(KAT)
・総合成績
1位 23h 40m 59s ブラドレー・ウィギンス(SKY)
2位 + 1m 20s マイケル・ロジャース(SKY)
3位 + 1m 36s カデル・エヴァンス(BMC)