「ゲームじゃなくて作業じゃないの」を受けての記事です。
できれば上を読んでからお読みください。
ゲームやマンガなどから得たもの……
マンガは以前書きましたから、
ゲームでの例「ドラクエⅢ」で得たものを挙げてみます。
ドラクエⅢは「上の世界」が世界地図を模して作られているので
旅の扉を使わず歩行や船で移動していれば、
世界地図の概形を覚える事ができます
http://www.d-navi.info/dq3/map1.html
間違ってもこんな地図にはなりません。
http://www.chakuriki.net/world/
ちなみに主人公が最初にいた大陸をムー大陸だと考えれば、
そちらに興味を持って調べる人も居るでしょう。(ここにいる)
他にも地名から様々な場所が想像できますし、
町に入ればその国・地方の特徴をうかがい知る事も出来ます。
地理だけでなく歴史の勉強にもなります。
コショウをポルトガの王様に献上すれば船が貰えますが
大航海時代の頃に香辛料が貴重品であった事と繋がります。
その船をもらえるのがポルトガ(ポルトガル)というのも
大航海時代に活躍した3人のうちの2人が
ポルトガル人だったことと繋がってきます。
(3人とはコロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼランの事で
コロンブスだけはイタリア人)
町を作るために商人を置いていくイベントがありますが、
これはイギリスからアメリカへの移民と繋がります。
ちなみに独立13州のうち北東部の6州の事をまとめて
「ニューイングランド」と呼ぶ事からも、
イギリス移民との関連性が分かります。
ノルウェーがある辺りではエルフの里があったり、
砂漠の町イシスは、エジプト神話の女神から名前を取っていたりと、
神話などにも興味を持てる仕組みになっています。
(こういう話は女神転生の方が詳しくなれますが)
このようにゲームで得た知識が、勉強や他の知識と
結びつく事によって、記憶は更に強固になります。
作業をこなすかのようにクリアできるゲームからでも、
このように興味を持つ事はできると思います。
しかし苦労してクリアしていれば、
記憶にはより残りやすくなります。
今から考えればそれほど難しいゲームでは無いとは思うのですが、
小さかった自分にはそこそこ難しく感じられたのですよ。
さらに徒歩・船での移動がメインだったゲームなので、
地名とリンクして様々な事象が繋がり易かったのかも。
だからこそ今でもすぐに思い出せるぐらい
印象に残っているのかもしれません。
やはり、ゲームにはある程度の負荷は必要だと思いますよ。