クラシカ・サンセバスチャン(225km)を再放送で視聴しました。
クラシックレースは2レース目の視聴になりました。
173km地点、コンチネンタルプロチームであるカイクの
ヨンブル・パスカルが逃げている場面から放送開始。
一時は10分以上の差が付いていたようでしたが、
スプリンターを擁するチームの追い上げを受け
1分強まで差を詰められていました。
ちなみに、コンチネンタルプロチームとは……
昨年からUCIプロツールという仕組みが導入されたのですが、
20チームが年間27の大会でのポイント数で
総合チャンピオンを決めるシステムなのです。
この20チームに入っていないチームが
コンチネンタルプロチームなのです。
下位カテゴリに属するチームとなるので、
プロツールに出られるのはワイルドカード枠の数チームのみです。
パスカルは残り47km地点付近で吸収され、
集団が先頭を引っ張る形に。
そのまま集団は最後の大きな峠、1級のハイスキベル峠に突入。
そんな中でカルロス・サストレがアタックを敢行。
イバン・マヨも反応しましたが追いつく事は出来ず。
しかし時間差でアタックしたリカルド・リッコは
サストレに追いつきます。
さらに先ほどは追いつけなかったマヨが、今度は単独アタック。
サストレのアシストであるシュレックのチェックを物ともせず、
前方の2人を一気に追い上げます。
そこへ後方から追い上げてきたデニス・メンショフも加わると、
前の2人に追いつき、逃げ集団は5人となりました。
さらに集団の人数が増えそうになった所で、
サストレ、マヨ、メンショフというエースクラスの3人が
ペースを上げて他の選手達をちぎりました。
UCIプロツール総合ポイントリーダーのバルベルデなど
5人が先頭集団を追う2番手集団を形成。
しかしこちらの集団は前へ追いつけぬまま集団に吸収されます。
そして先頭の3人は何とか逃げ続けていたのですが、
残り5kmを切った所で後方集団に吸収されます。
このタイミングでカシェキンがカウンターアタックをし、
また先頭が少しバラけます。
そしてヴィノクロフなどが先頭を引いて、先頭集団を破壊。
結局5人が逃げ集団を形成しましたが、
ヴィノクロフ以外の選手が先頭交代を嫌がり
後方集団に追いつかれてしまいました。
結局ゴールはスプリント勝負に。
先頭で引っ張っていたフロレンシオが、
後方からの追い上げを抑えきりゴールラインを通過。
プロ2勝目を飾りました。
1位 ハビエル・フロレンシオ(BTL)
2位 ステファノ・ガルゼッリ(LIQ)
3位 アンドレイ・カシェシュキン(AST)