このエントリは試合全般に関してのレビューです。
アイシーファンで日テレによる編集版スーパーボウルを
見た方へ向けたエントリは別にアップします。
スーパーボウル初らしい雨の試合という事で、
経験値の差が勝敗に大きく影響した感じでした。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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IND
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6
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10
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6
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7
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29
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CHI
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14
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0
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3
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0
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17
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個人成績は以下のサイトで(Full Play-by-Playもあります)
http://www.superbowl.com/gamecenter/live/NFL_20070204_IND@CHI
予報どおり大雨となった第41回スーパーボウル、
天候のせいで前半は荒れに荒れた内容となりました。
そんな中で次第にペースを握ったのはIND、
自分達の得意技を封じて雨の中で最適なプレイ選択をしたINDが、
勝利の女神を振り向かせました。
INDは上でも書いたとおり、雨の中で自分達のプレイを最適化、
これが成功へと繋がり、ついに頂点を極めました。
悲願の初戴冠となったQBマニングは雨という環境を考えたのか、
無理を極力減らしてダンプ・オフ・パスを多用、
これがオフェンスにリズムを生み出しました。
雨という環境の中で、RBの2人が大活躍してくれた事も
ディフェンスを休ませる意味でも大きなプラスとなりました。
オフェンスに休む時間を作ってもらったディフェンスは、
常にフレッシュに近い状態で動き回れた事により、
CHIオフェンスへのプレッシャーを高める事ができました。
スペシャルチームでは、最初にリターンTDを許しましたが、
その後はスクイーブキックで大怪我を阻止、
この思い切った策が成功しました。
ミスも少し多かったですが、攻守ががっちり噛み合っての快勝。
2連覇の可能性も……あるかも。
CHIは、せっかくのターンオーバーをふいにするようなミスを連発。
オフェンスではビッグプレイ以外ではあまり前進できず、
QBグロスマンはパスの成功率こそ悪くなかったのですが、
投げる場所が悪すぎました。
その最たるものが2つ喫したインターセプト。
しかもこれが追いかけなければならない第4Qに連発してしまいました。
ディフェンスもオフェンスが時間を使えなかった為に、
徐々にパフォーマンスが低下。
特にDLが全くプレッシャーを与える事が出来ていませんでした。
これではただでさえ弱いDBにしわ寄せが来たのも仕方有りません。
唯一良かったのがスペシャルチーム、
Kグールド、Pメイナードは素晴らしいキックを店。
さらに快速リターナーのCBへスターも、
いきなりキックオフリターンTDを決めるなど最高の出来。
しかしそのヘスターが封じられたのが痛かったです。
成績の割には点差は開かなかったのですが、
だからこそミスが無ければ……という点が悔やまれます。
HCラヴィ・スミスによって生き返ったチームは、
若い選手も育っている事からまだまだ発展途上です。
再びこの舞台に戻ってくる可能性も十分に考えられますよ。
差となったのは 3rd-Down Conversionsでしょうか。
INDが18回中8回成功したのに対し、CHIは10回中3回成功。
この3rd-Down Conversionsの成功率というのは、
攻撃継続力を表す指標ともなるので
この差がそのまま得点差に繋がりました。
INDがスーパーボウルを制覇した事で、
来シーズンの開幕戦はINDが確定……だと思います。
だとしたらINDはvs.NE戦がありますから
開幕戦はこの対戦カードか?
ありえそうだなぁ。