2007年の自転車ロードレース中継がいよいよスタート。
6日間でカタールを1周する「ツアー・オブ・カタール」、
そのハイライト番組が今日放送されました。
白戸太朗さんと栗村修さんが現地からレポートしていました。
2人の嬉しそうな顔がとても印象的でした。
15のプロチーム(含コンチネンタルプロ)と
イラン代表、カタール・バーレーンUAE混合のドーハチーム、
計17チームがカタールの各地を疾走します。
主催者側の意向で自転車はほぼノーマル仕様というのも
面白い試みだと思います。
これなら開発力や資金力の無いチームでも
チャンスが生まれる事となりますから。
さらに、アップダウンが少なめな土地柄なので、
ハイスピードかつゴール前のスプリント勝負が中心となります。
しかも現役屈指のスプリンターであるペタッキ(ミルラム/イタリア)と
ボーネン(クイックステップ/ベルギー)が参加していますから、
ゴール前の激しい戦いが期待できる大会のようです。
・第1ステージ 6km チームTT(タイムトライアル)
今年から導入されたチームTTで戦いの火蓋が切って落とされました。
チームワークが大事なステージでしたが、
トップタイムを叩き出したのはクイックステップ、
短い距離とはいえ54.96km/hは、この装備としては驚異的です。
1位 6分33秒 クイックステップ・イネリゲティック
2位 +4秒 チーム・ミルラム
3位 +6秒 リクイガス
第1ステージ全成績
・第2ステージ 135.5km
白戸太郎さんが出走前のトム・ボーネンにインタビュー……羨ましい。
さらにリーダージャージ(総合トップタイム)を着た
ステフェン・ドゥヨンフ、ステファノ・ザニーニにもインタビューを敢行。
出走前の選手達が気軽にインタビューに応えてくれる事に驚きました。
レースの方は強風吹きすさぶ中、5人が逃げを打ちましたが……
平坦コースで強風というコンディションでしたから
逃げ切りは難しかったようで、4人がまず吸収。
さらに残っていたバート・ルーセムスも吸収されて
集団でのゴールスプリント勝負となりました。
トム・ボーネンがドゥヨンフを発射台にすると、
追い上げるペタッキを押さえ込みステージ優勝。
2日連続でステージ優勝を獲得しました。
ゴールスプリント勝負となったため、
スプリンター勢が上位を占めた形となりました。
ゴールスプリントで落車をしたトム・スティルスは、
棄権となってしまいました。
1位 3時間01分50秒 トム・ボーネン
2位 same time アレッサンドロ・ペタッキ
3位 same time ジャン・パトリック・ナゾン
第2ステージ全成績
・第3ステージ 140km
この日は集団前方を走る車の中から白戸太郎さんの実況。
これまた羨ましい状況でした。
レースの方は、ポール・ヒーリオンが単騎逃げを敢行。
さらに追うようにフェイルとボウマンが集団から抜け出しました。
3人が合流し、協力して逃げていきましたが、
結局逃げは成功せず、再びゴールスプリント勝負となりました。
この日もゴール前の主役はトム・ボーネン、
ペタッキを差しきり3日連続ステージ優勝。
1位 3時間25分06秒 トム・ボーネン
2位 same time アレッサンドロ・ペタッキ
3位 same time バーンヘルド・アイゼル
第3ステージ全成績
長くなってきたので、続きは次のエントリで。