このエントリは漫画ナツ100で選んだ100冊についての
簡単な感想を記したエントリです。
選んだ100冊はhttp://fake.blog.shinobi.jp/Entry/1120/ (別窓)
第2弾は21~34番まで、スクウェア・エニックス発行の作品と、
サンデーGX掲載作品。
第1弾はこちらhttp://fake.blog.shinobi.jp/Entry/1126/ (別窓)
以前blogで書いた作品以外の「ブロッケン・ブラッド」
「Übel Blatt」「鋼の錬金術師」「プラトニックチェーン」
「夏のあらし!」「魔法遣いに大切なこと」「SHOOK UP!」
「ジャジャ」「ワイルダネス」「FACTORY Z」
「天使だけが翼を持っている」
『ブロッケン・ブラッド』
いきなり魔女っ子にさせられてしまった健一君(男)が、
これまた変体チックな敵キャラと戦う物語。
「Übel Blatt」(下でレビュー)と同じ作者とは思えないバカ漫画。
でもこういう漫画は大好きです。
『Übel Blatt』
本格派ダークファンタジー、市民に称えられていた七英雄は
実は主人公ケインツェルから手柄を奪っていたのです。
七英雄が慕われている存在の為、
主人公がダークサイドに見えてしまうのが面白い作品。
『鋼の錬金術師』
この作品をマイナーと呼ぶのは間違っていそうですが、
漫画ナツ100に選ばれていない作品だったのであえて選出。
母親を生き返らせようと試みた錬金術で
体全てを失った弟アルと、右手と左足を失った兄エドが
体を取り戻す為「賢者の石」を探す旅に出たのですが……
ストーリーの重厚さ、そして深さはトップクラスの出来栄え。
この作品を読んだ事が無いのは明らかに損という位、
00年代を代表する作品といえます。
『プラトニックチェーン』
渡邊浩弐さん原作のショートショートの漫画化作品。
原作の渡邊浩弐さんは「世にも奇妙な物語」でも
多くの作品が使われていますが、
この作品を読んでいても仮想と現実が曖昧になるような
不思議な感覚を覚えることでしょう。
その作品世界を遠野ヤマさんが見事に漫画化しています。
『夏のあらし!』
懐かしい雰囲気の喫茶店で出会った女の子に一目ぼれしたのですが、
その女の子は戦中からやってきた女の子で……という謎だらけのお話。
SFチックな題材をこれからどのように料理していくかが楽しみな作品。
『魔法遣いに大切なこと』
魔法遣いになる為の研修を通じて、人との触れ合いを描いた作品。
万能に見える魔法がうまく使えず苦悩していく中で、
少しずつ主人公が成長していく姿を見ると
思わず応援したくなってしまうのです。
『SHOOK UP!』
ヘルメスの登場が遅すぎた作品。
彼女が出てからグッと面白くなったので、
もっと早くから出していれば寿命が延びたと思うのですが……。
この頃からB級映画テイストたっぷりのセリフが満載。
ノリを楽しむ作品かも。
『ジャジャ』
バイクショップのオーナーレナさんと、
そのショップの上階に住む宮城君が主人公の、
進展の兆しがなかなか見えないラブコメディ。
進展しないのはバイク描写に力が入りすぎているからかも。
バイク解説のミニコーナーも含めて、
バイクが好きだって事が作品全体から伝わってきます。
『ワイルダネス』
GXの銃撃戦漫画の最古参。
それぞれのトラブルで追われる事となった3人の日本人が、
終わりの見えない逃亡劇を続けていきます。
何しろ銃撃戦が熱すぎる、弾撃ちすぎです。
アクション映画差ながらの迫力が楽しめます。
『FACTORY Z』
メーカーを出し抜き、新車をスクープしようとするカメラマンを主人公とした
珍しい題材にチャレンジした物語。
車を隠そうとする開発者からも、スクープ使用とするカメラマン南雲も
違うベクトルではありますが車に対しての愛情を感じさせてくれます。
車に詳しくなくても楽しく読めますよ。
『天使だけが翼を持っている』
いつも好き勝手やっている萩原玲二さんの作品の中でも
最高にイカした作品。
やりたい事を全部詰め込むだけ詰め込んで、
あげくに滑っている感もあるのがこの人らしい。
でもそういう所が好き……他の人には薦めにくいです、これ。
過去に触れた作品のエントリは↓(別窓)
BLACK LAGOON
http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/88/
http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/604/
貧乏姉妹物語
http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/201/
http://fake.blog.shinobi.jp/Entry/343/