Etapa 21 Rivas Vaciamadrid - Madrid【104.2→98.2 km】
http://www.lavuelta.com/07/espanol/recorrido/etapa21.html?e=21
いよいよブエルタも最終日。
今日の前半はスピードがゆるいパレード走行、
観客達がここまで走りぬいてきた選手たちを祝福します。
そしてマドリッドの周回コースで勝負開始、
最後はスプリント勝負になると思われます。
今日の実況は白戸太朗さん、解説は菊田潤一さん。
放送開始時点では全員が一団となって40km地点付近を走行中。
走っている選手たちは緊張から解き放たれたのか
とても柔らかい表情で走っています。
マイヨ・オロを着たメンショフは、
金のヘルメットなどを装着し、上から下まで金尽くしでした。
53.4kmのスプリントポイントでは
逆転でポイント賞を狙うベンナーティがトップ通過。
これでトップのメンショフまで13点差としました。
この後、マドリッドの周回コースに入るまで
集団から飛び出す選手も無いまま進んでいきました。
そしていよいよマドリッドの周回コースへ突入。
ここまでのレースの展開が遅かったため、
周回数が1周減らされ4周となり、
それにともない距離も6km短くなり98.2kmとなりました。
その周回コースへ入るあたりでガルシーアがアタック。
このアタックが激しい争いの幕開けとなりました。
しかしながらこの日の集団は逃げを許さず、
次々仕掛けられるアタックをすぐさま吸収していきます。
誰も逃げを成功させられないという珍しい状況のまま残り1周。
このステージの優勝を狙うミルラムとランプレが
集団の先頭で主導権争いを繰り広げます。
この間にもアタックは仕掛けられたものの、
ミルラムトレインが全て吸収していざ最後のゴールスプリントへ……
好位置につけていたベンナーティが残り 00mで仕掛けると、
ペタッキもすぐさま反応して追走。
2人のスプリンターの一騎打ちとなりましたが、
最後はタイヤ半分の差でベンナーティが先着。
ベンナーティはこのブエルタステージ3勝目、
さらにポイント賞も獲得となりました。
メンショフは集団ゴールし総合優勝を確定させました。
・Etapa 21 個人成績
1位 2h 37m 27s ダニエーレ・ベンナーティ(LAM)
2位 same time アレッサンドロ・ペタッキ(MRM)
3位 same time アレクサンドル・ウソフ(A2R)
全選手ステージ成績
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/etapa21.html?e=21
・最終総合成績
1位 80h 59m 07s デニス・メンショフ(RAB)
2位 + 3m 02s カルロス・サストレ(CSC)
3位 + 3m 49s カデル・エヴァンス(PRL)
全選手個人成績 & ステージ成績 etc.
http://www.lavuelta.com/07/espanol/resultados/general21.html?e=21
これで今年のブエルタは全日程が終了。
全ての部門の成績はこちら。
・総合優勝(マイヨ・オロ)
・山岳賞
・コンビネーション賞
デニス・メンショフ(RAB)
・ポイント賞
ダニエーレ・ベンナーティ(LAM)
・チーム総合成績
ケースデパーニュ
後半に山場が少なく逆転が厳しいコース設定だったので
終盤に総合での熱い戦いが見られなかったのが少し残念でした。
しかし逆転を許す気配すら見せなかった
メンショフが強かったという事でしょう。
素晴らしい走りだったと思います。