コースレイアウト(pdfファイルです)
http://www.gazzetta.it/grandeciclismo/giro_lombardia_altimetria.pdf
今年度のサイクルロードレースの締めくくりとなる
ジロ・ディ・ロンバルディア。
終盤に山が多く、アタックが多く繰り広げられそうです。
そして抜け出した選手の中での駆け引き勝負になりそうです。
実況はSaschaさん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点ではちょうど落車の映像が……
倒れて動かない選手がいたのでちょっと心配です。
レースの方は7人が逃げており、大集団とは約6分差となっていました。
しかし集団は落車の影響も感じさせず、
どんどんとタイム差を縮めていきます。
逃げ集団では、Madonna Del Ghisalloの登りで
コール、ラストラス、デルネロと相次いで脱落。
大集団でも脱落者が目立ち始め、選手が絞られ始めました。
逃げ集団ではトザットが抜け出し、単騎逃げに入りました。
Madonna Del Ghisalloの頂上では大集団までの差は1分40秒ほど。
逃げ集団を完全に射程圏内に捉えました。
トザットから遅れた逃げ集団に居た3人は、220km手前で大集団に吸収。
この後大集団ではアタックが何度か仕掛けられましたが、
なかなか抜け出すまでには至りません。
しかしこの動きで集団はペースアップし、
先頭のトザットとの差は一気に1分以内になってきました。
大集団から抜け出しに成功したのはクローン、
落車の影響を感じさせない力強い走りで
トザットを一気に追い抜いていきました。
しかし程なくしてクローンも集団に飲み込まれ、
8人の先頭集団が形成されました。
この後、登りを利用したアタックが続き
先頭集団、大集団ともに選手が絞られていきます。
先頭集団はクネゴ、エヴァンス、リッコ、フランク・シュレクの4人。
Civiglioの下りでは下りのスペシャリスト
サンチェスがグセフを連れて先頭の4人に合流。
これで逃げ集団は6人となりました。
この後、先頭の集団でトラブル発生。
後方を確認していたフランク・シュレクが落車。
これで先頭集団から脱落してしまいました。
この後、最後の登りS.Fermo Della Battagliaの手前で、
追走してきた選手が次々と合流し、先頭の集団は10人となりました。
そして最後の勝負所S.Fermo Della Battagliaの登りへ突入。
リッコ、クネゴが2人して仕掛けますが、決まりきるまでは至らず、
大きな差が無いままS.Fermo Della Battagliaを山頂を通過。
残りは約5km、リッコ、クネゴが2人で逃げていましたが、
登りで遅れていたサンチェスが下りで一気にペースアップ、
追走集団を引き連れ先行していた2人を懸命に追い上げていきます。
残り1kmのバナーを通過後先頭の2人は牽制状態に。
しかし追走集団も諦めたようで優勝争いは2人の争いに。
2人きりのゴールスプリントは、
クネゴが綺麗に前に出てそのままゴールラインを通過。
このレース3年ぶりの優勝を勝ち取りました。
クラシックレースらしいアグレッシブな展開で
とても面白いレースでした。
・総合成績
1位 5h 52m 48s ダミアーノ・クネゴ(LAM)
2位 + 1s リカルド・リッコ(SDV)
3位 + 9s サミュエル・サンチェス(EUS)
そして今年のプロツアーの優勝はカデル・エヴァンスに。
グランツールでは今一歩の所まで行きながら勝てなった選手ですが、
大きなタイトルを手に入れる事となりました。
PR