全17週のNFLのレギュラーシーズンは中盤戦に突入。
序盤不調だったチームの中には立て直しに成功しつつある所も。
逆に調子を落とし始めているチームも見受けられます。
しかし今日のGAORAの生放送で実況の近藤さんの言葉
「昨シーズン10勝以上したチームのうち
勝ち越しているのは3チームだけ」に驚かされました。
戦力均衡をモットーとNFLの狙いが成功しているという事でしょう。
しかしサンデーナイトやマンデーナイトの視聴率に
影響が出てしまっているのはちょっと問題ですが。
(全米中継される試合なので昨シーズンの成績を元に
放送する対戦カードが決定されている為)
そういえば今週もNFL新記録が達成されていましたが……
試合自体がとんでもない展開(第4Qだけで25点差逆転)だったので
映像を早く見てみたいです。
今日の朝の生放送NYJ @ CINのレビューです。
BS1での放送がまだなので「▼」に。
放送 GAORA
実況・近藤祐司さん、解説・村田斉潔さん。
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
NYJ
|
7
|
13
|
3
|
8
|
31
|
CIN
|
3
|
7
|
7
|
21
|
38
|
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=REG7&game_id=29292
ここまで1勝しか出来ていない2チームの対戦。
そろそろ地元メディアの批判も大きくなってきていますが、
その声を黙らせたいところです。
NYJは、保守的なプレイが批判されています。
結果が出ていれば良いのですが、
ここまでは保守的過ぎるが故に読まれてしまっている感じです。
逆にCINはディフェンスの脆さが批判の的に、
さらにオフェンスでも小さな不協和音が聞こえており、
チームが空中分解しかねない状況です。
この試合はNYJが素晴らしい試合運びを見せていたのですが、
1つの反則から空気が一変、見て分かるほどに
流れが傾いてしまいました。
一気に崩れてしまい逆転負けを喫したNYJ。
それまでは順調に進めていたオフェンスで
2試合ぶりに起こしたフォルススタートの反則、
その反則が起きたドライブではFGで得点を奪ったものの、
その後の攻撃ではボールを全く進められませんでした。
さらに反則が増え、ターンオーバーも喫してしまい
最後はとどめのINTリターンTDを喰らい勝負あり。
手駒の少なさが立て直しをしきれなかった要因でしょう。
最後のINTも、使えるレシーバーが限られていた為に
完全に狙われてしまっていました。
頼みの綱だったディフェンスも後半に崩壊。
3ドライブ連続で50ヤード以上進まれTDを奪われてしまっては、
オフェンスの不振を言い訳にする事も出来ません。
前半の戦い方が良かっただけに、息切れしてしまったのが悔やまれます。
後半に新たな手を用意できなかったコーチ陣に問題ありかも。
前半を我慢して耐えたCINが、
後半に連続で28点を奪い逆転勝利を収めました
ようやく本来の力を取り戻した感のあるオフェンス。
その立役者は130ヤード走ったRBワトソン。
ランプレイが出る事によってパスの脅威が増す、
アメフトの基本が改めて認識できました。
しかしキャッチできたのが4人しか居ない状態では……
この点は改善が必須でしょう。
ディフェンスは、最初の5回のドライブでは
全てで得点を取られたものの、その後はほぼ完封。
別のチームになったかのように動きが変わった感じがしました。
この後半のディフェンスが随時出せれば、
もっと失点も減り勝ち星も重ねられるようになるはず。
内容はともあれ、2勝目をあげられた事は大きな一歩。
これでチームの雰囲気が一変するかも。