両カンファレンスともにWEEK 2の再戦となった
カンファレンスチャンピオンシップゲーム。
まずは最初のスーパーボウル進出チームが決定しました。
BS1での放送がまだなのでレビューは「▼」に。
結果バレですので閲覧にはご注意を。
放送 GAORA
実況・有馬隼人さん、解説・板井征人さん。
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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SD
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3
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6
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3
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0
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12
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NE
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0
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14
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0
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7
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21
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公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?season=2007&week=POST20&game_id=29524
WEEK 2での対戦時には、14-38でNEが勝利していますが
SDはレギュラーシーズン6連勝 & プレーオフ2連勝と
WEEK 2の時とは全く違ったチームと言える状況です。
上でも書いたとおりSDは8連勝中。
しかしオフェンスの主力メンバー3人が怪我を抱えており、
出場自体が危うい状況……プレーオフで活躍している2人のWRと、
ディフェンスのターンオーバー奪取で接戦に持ち込みたいところです。
NEは無敗のプレッシャーをも物ともせずにここまで来ました。
シーズン終盤からランプレイが出せるようになってきたので、
オフェンスの厚みがさらに増して来ました。
あとはディフェンスが高いレシーバーをどのように封じるか。
-6℃という厳しいコンディションの中始まった試合でしたが、
互いの持ち味が発揮された渋い試合。
そんな中、決定力の差でNEに軍配が上がりました。
SDはターンオーバー数では上回り、オフェンスも進められたのですが、
オフェンスのトリプレッツが活躍できなかった事で決定力を欠き、
得点で追いつく事が出来ませんでした。
ディフェンスは3つのINTを奪取。
QBに対しては効果的なプレッシャーをかけていたのですが
RBへのパスへの対処が出来ずにドライブを続けられてしまいました。
さらに後半に入ると素早さがあるLBが裏をかかれるような
カットバックプレイによってランを出されてしまったのも痛恨でした。
オフェンスはトリプレッツの1人RBトムリンソンがほとんどプレイできず。
QBリバース & TEゲイツも実力は発揮しきれませんでした。
それでもQBリバースは、WRジャクソン & WRチェンバースへの
ミドルパスを使ってドライブを続けたのですが、
ゴール前での武器不足は克服できませんでした。
そして強みだったリターンゲームがほぼ封じられたのも
フィールドポジションの争いで不利となった要因となりました。
ただ、Kケイディングが4回のFGを全て決めたのは
これまでの成績を考えると良かったのですが……
FG2回でもTDには1点足りない、決定力に泣かされました。
プレーオフで勝てないという呪縛からは逃れましたが、
この陣容でNEを苦しめた事によって
チームの底力を感じる事が出来ました。
来季以降、さらに強いチームが出来上がりそうですよ。
NEはターンオーバーを3回喫しながらも、
決定力の高さで勝利を掴み取りました。
前週、とんでもない成績を残したQBブレイディでしたがこの日は3INT。
パス成功率は悪くなかったのですが、
プレッシャーを受けた事による判断力の悪さが見られました。
不調だったパスオフェンスを救ったのは2人のRB、
RBマロニーは25回 122ヤードと2試合連続100ヤードラッシュを達成。
RBフォークは8キャッチ 82ヤード、特に3rd downでのキャッチで
チームの危機を何度も救いました。
2人の働きが無ければ更なる苦戦は必死だったでしょう。
ディフェンスは、フロント7がプレッシャーをあまりかけられず
ミドルパスを通されまくっていたのですが、被TDは0。
ゴール前での粘り強いディフェンスが
試合の主導権を掴み続ける助けとなっていました。
懸念の有ったスペシャルチームでしたが、
リターンゲームはそこそこ、カバーチームはここ数試合の不振が
何だったのかという位きっちり仕事をこなしていました。
フィールドポジションの争いで優位に立てたのは、
彼らの働きが有ってこそでした。
18戦全勝でスーパーボウルまで到達したNE。
前人未到の16試合制でのパーフェクト達成まで……あと1勝です。