AMSTEL GOLD RACE【257.4km】
コース図
http://www.amstelgoldrace.nl/index.php?PageID=27&PHPSESSID=2db0ac7a63b059364f853b33a9caa584&p=7705
細かいアップダウンが続く変則3周回コース。
合計31個の丘と、狭い道路を走るのがこのコースの特徴です。
3周回はそれぞれ少しずつコースが違っているのですが
最後のゴール前のCaubergの坂に勝負が持ち込まれるのか、
それともCaubergの前に抜け出す選手が出るのか。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では、クリストソフ、ティマー、ヴァンテワールの
3人が逃げており、2周回目に当たる150km地点付近を走行中。
大集団とは7分半の差がついていました。
レース展開はコース設定同様オーソドックス。
大集団が逃げ3人を泳がせながら少しずつ差を詰めていきます。
そしてスキルシマノから出場している土井雪広が
字幕テロップ入りで映し出されました。
日本人選手がテロップで紹介されるってのは凄いなぁ。
これが普通の光景になる日が来てほしいですよ。
先頭は3人のままゴール地点である2周目のカウベルグを通過、
大集団は4分53秒遅れで通過、だいぶ差が縮まってきました。
3周目に入り、23個目となるBemelerbergの坂で
CSCの選手がアタックを敢行、これを機にCSCの選手が中心となって
アタックが断続的に仕掛けられていきます。
これによって集団はペースアップ、
逃げ3人とのタイム差がぐんぐんと縮まっていきます。
コースが狭い事もあり集団での位置取り争いが激化、
その結果、集団では落車も発生するようになって来ました。
24個目のWolfsbergの坂ではテルプストラが抜け出しに成功。
テルプストラはそのまま逃げの3人に追いつきましたが、
25個目のLoorbergで逃げ4人は全員が吸収、
この後は何度かアタックが仕掛けられましたがなかなか決まらず。
しかし集団はペースアップした事もあり、脱落選手が出始めました。
26個目のGulperbergでカタルドが抜け出してからは
かわるがわる抜け出す選手が出ましたが、
残り距離も20kmほどという事もあり逃げはなかなか決まりません。
Keutenbergの坂で絞られた追走集団が
逃げていたフファンベルガーとイワノフを吸収。
これで先頭集団はシュレク、クネゴ、バッラン、
レベッリン、バルベルデといった有力選手9人で形成されました、
クネゴ、レベッリンと言ったゴール直前の坂に強い選手に対し、
シュレクをはじめとした他の選手たちはアタックを仕掛けますが、
アタックは決まらないままで残り1kmまで来てしまいました。
勝負は最後のCaubergに持ち込まれました。
シュレクが早めにスパートを敢行、
このアタックが力強く点いていけたのはクネゴだけ。
2人の一騎打ちとなりましたが……
最後はクネゴが前に出てそのままゴールまで押し切りました。
今年のクネゴには期待できそう。
来月のジロ・デ・イタリアにの活躍に注目ですね。
・総合成績
1位 6h 35m 29s ダミアーノ・クネゴ(LAM)
2位 same time フランク・シュレク(CSC)
3位 + 2s アレハンドロ・バルベルデ(GST)
http://www.amstelgoldrace.nl/index.php?PageID=6&PHPSESSID=2db0ac7a63b059364f853b33a9caa584&p=3650