公式サイト
http://www.letour.fr/index.html
étape 1 Brest → Plumelec 【197.5km】
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/100/etape_par_etape.html
今年は通常の一斉スタートで始まるツール・ド・フランス、
コース自体は平坦という設定ですが、
細かい起伏があるためスプリンター向けとは言い難いです。
そして山岳賞ジャージの争いにも注目です。
実況は白戸太朗さん、解説は今中大介さん、栗村修さん。
放送開始時点では、8人が逃げており30km手前を走行中、
約8分の差がついていました。
レースは逃げを送り出すオーソドックスな展開。
しかし初日という事で逃げ切りを許さないようにと
集団はなー橋にタイムコントロールをしているように見えます。
2つ目の山岳、4級Cote de Kerivarc'hのポイントを取るために、
逃げの8人の中からオジェがアタック。
しかし他の7人がこのアタックを許さず吸収、
結局、ボクレール、シュレーダー、ルカトルの順で通過。
1つ目の山岳、4級Cote de Ty-Jopic の通過順位が
シュレーダー、ヴォクレール、デラフエンテの順だったため、
ヴォクレールとシュレーダーのポイントが並びました。
初日という事でジャージを得るための争いが激しいです。
62km地点の第1スプリントポイントでは
ルカトル、ジェグー、ペレスの順で通過しました。
3つ目の山岳、4級Col de Toullaeronでは
ジェグーが抜け出してトップ通過、
2位争いはヴォクレール、シュレーダーが激しく争ったものの
ヴォクレールがシュレーダーを押さえ込み2位通過。
これでヴォクレールが1ポイントリードしたまま
最後の山岳ポイントを迎える事となりました。
第2スプリントポイントはルカトル、オジェ、ジェグーの順で通過
タイム差が5分を切ったあたりで、
集団は追い上げの手を緩めてタイム差維持モードに移行。
逃げ切りはなくなった感じなので、
山岳賞の行方が気になる所です……
でも同点になったらどうやって比較するんだろ?
補給ポイントの直後でデュクロラサルが落車。
骨折したのか手首を固定する処置をされていました。
初日でこういう事故が起きるのは残念だ。
さらにヴァンスーメレンが右足から血を流していましたが……
解説陣2人も理由が分からないという不思議な怪我。
何があったのかは後で分かるのかな。
4つ目の山岳、4級Cote de Guenerveは
デラフエンテ、シュレーダー、ヴォクレールの順で通過。
これでシュレーダー、ヴォクレールのポイントが並びました。
順位の決定はゴール順位で決まるようです。
これは勉強になった……けど、
レアケースだからめったに起きないよな。
集団では落車が発生、フランク・シュレク、カスペール、
ポポヴィッチ、ウェーグマンなどが巻き込まれました。
有力選手がこれだけ巻き込まれる落車が
初日に起きちゃったか……。
第3スプリントポイントはルカトル、ペレス、ジェグーの順で通過。
ルカトルは18ポイントを獲得しましたが、
ゴールで35ポイントあるのでジャージは厳しいかな。
30km以上残した時点で、大集団との差は2分を切りました。
逃げが吸収されるのは時間の問題かと思われましたが、
オジェのアタックで逃げ集団が活性化、
結局、デラフエンテとジェグーが2人で
逃げ集団から抜け出す形となりました。
2人から送れた6人は残り25kmの手前で吸収。
大集団で2度の落車発生というトラブルがありましたが、
逃げていた2人を残り7km付近できっちり吸収。
しかし残り10kmを切った所で落車をしたソレルは
集団から遅れた上に身体的に厳しい様子です。
ソレルの落車もあり残り5kmでも集団は分裂状態、
そしてラスト2kmを切り、丘を登るような小さな登りが始まりました。
絶好の仕掛け所て、まず抜け出したのはフェイユでした。
栗村さんなんであんな引きの絵で判別できるんだ?
このフェイユを追いかけてきたのはシューマッハー、
フェイユを一気にかわして先頭に立ちました。
後方は牽制状態になりかけましたが、
キルシェン、バッランが抜け出してフェイユを抜き去ります。
さらにキルシェンがバッランを突き放し先頭に……
残り300m、これで決まったかと思われましたが、
後ろから凄い勢いでバルベルデが追い込んできました。
切るしゃんをかわしたバルベルデは、
2位以下に1秒差をつけてゴールに飛び込みました。
総合上位を狙う選手がきっちり上位でゴール、
いきなり総合争いが始まるようなステージとなりました。
シュレーダーとヴォクレールは、ヴォクレールが先着しました。
ソレルは約3分遅れでゴールとなりました。
ステージ優勝したバルベルデがマイヨ・ジョーヌを獲得。
さらにポイント賞でもトップに立ちました。
山岳賞はゴールで先着したヴォクレールが獲得。
新人賞はリッコが獲得しました。
・étape 1 成績
1位 4h 36m 07s アレハンドロ・バルベルデ(GCE)
2位 + 1s フィリッポ・ジルベール(FDJ)
3位 + 1s ジェローム・ピノー(BTL)
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/100/classement/index.html
(他のポイント賞もタブをクリックすると見られます)
étape 2 Auray → Saint-Brieuc 【165km】
http://www.letour.fr/2008/TDF/LIVE/fr/200/etape_par_etape.html
étape 2も平坦ステージとは思えない起伏の多さ、
それでもスプリンターの活躍に期待したいところです。
総合争いも序盤から面白くなりそうですし、
山岳ポイントもそこそこあるので、こちらの争いにも注目です
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