etapa 12 Burgos - Suances 【186.4km】
http://www.lavuelta.com/08/espanol/recorrido/12_altimetria.html
休息日を控えてのこのステージは、中盤に山岳がありますが、
後半はほぼ平坦であるスプリンター向けなレイアウト……
と思いきや、ゴール前は坂があったりコースが複雑だったりと
一筋縄ではいかないようです。
実況はSaschaさん、解説は石黒誠司さん。
放送開始時点では3人が逃げており120km地点付近を走行中、
大集団とは3分強の差がついていました。
天気が雨なので、落車などが心配です。
このステージ最後の2級山岳の山頂で
逃げている3人と大集団とのタイム差は3分弱。
逃げ集団ではカザールが1位通過でポイントを重ね、
大集団では山岳賞ジャージを着たモンクティエが飛び出し4位通過、
ポイントをきっちりと重ねてきました。
最後の山岳を越えた後、波乱がないまま進んでいくかと思いきや、
大集団が分裂したようでバルベルデが
約1分遅れの集団に取り残されてしまっていました。
大集団はバルベルデを置き去りにすべくペースアップ。
これで逃げ3人とのタイム差もぐんぐん縮まっていきます。
逃げ集団ではカザールとイノーが諦め、
単騎で逃げていたクインツァートもあっという間に吸収。
ここからレースの先頭は、大きな集団となりました。
残り20kmで、先行する集団とバルベルデの集団は2分16秒差。
バルベルデとケースデパーニュのアシストたちは
懸命にタイム差を詰めようとしたのですが、
大集団との人数の差は大きく少しずつ引き離されます。
他の上位陣がいる大集団の引きが強烈……
バルベルデをここで潰してしまおうという意思が強く感じられます。
結局タイム差は広がり続け、約3分の差に。
大集団の方はゴールスプリントに突入。
ゴール前にある微妙な登りでコンタドールがアタック、
これにマルチネスエステバン、ベッティーニなどがついてきました。
集団は縦長になったままゴール前に。
まず仕掛けたのはベッティーニ、
この動きにレベッリンなどが反応しますが、
大きな差がついてしまっていました。
ベッティーニが完璧なタイミングでのアタックを決め、
ステージ優勝を勝ち取りました。
これは世界選手権に向けて良い雰囲気を作れたかも。
遅れたバルベルデは3分23秒遅れでゴール。
今日1日でタイムを大きく失うとともに
脚も使わされてしまう最悪の展開。
翌日が休息日だったのがまだ救いか……
1日で回復して残りステージで挽回したいところですよ。
でも正直厳しいよな。
4賞のジャージはこの日も全て移動なし。
マイヨオロはマルチネスデエステバン。
ポイント賞はヴァンアーベルマート。
山岳賞はモンクティエ、
コンビネーション賞はコンタドールです。
etapa 12 成績
1位 4h 42m 44s パオロ・ベッティーニ(QSI)
2位 + 1s ダヴィデ・レベッリン(GST)
3位 + 1s ダミアーノ・クネゴ(LAM)
http://www.lavuelta.com/08/espanol/resultados/etapa12.html
総合成績
1位 45h 48m 33s エゴイ・マルチネスデエステバン(EUS)
2位 + 11s リーヴァイ・ライプハイマー(AST)
3位 + 29s アルベルト・コンタドール(AST)
http://www.lavuelta.com/08/espanol/resultados/general12.html
etapa 13 San Vicente de la B - Alto de L´Angliru 【209.5km】
http://www.lavuelta.com/08/espanol/recorrido/13_altimetria.html
休息日明けは、序盤の3級山岳の後
1級×3に超級山岳の山頂(付近)ゴール。
1級山岳すらかすんでしまう激しい登り坂が待っていますから、
総合上位勢には大きな動きが出てきそうです。