Tour of Flanders【261.5km】
コース図
http://rvv.be/rvv/elite-men/roadbook/google_maps.rvv
高低差図
http://rvv.be/rvv/elite-men/roadbook/profile.rvv
春のクラシック4週連続放送がスタート。
まずはベルギーで行われる「ツール・ド・フランドル」、
16箇所の登坂、28箇所のパヴェ(石畳)、
そのうちパヴェの登坂区間が組み合わさったパートも8箇所、
力強さが要求されるコース設定になっています。
実況は永田実さん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では4人が逃げており、
中間点付近となる130km付近を走行中で
ちょうど1つ目の登坂であるMolenbergに突入した所。
大集団とは20秒ほどしか差がついていませんでした。
しかしレースを落ち着かせるためか、
少しずつ逃げ集団と大集団とのタイム差が広がっていきました。
3000mのパヴェKerkgateで先頭を走る4人の中から
テュルゴーとメイルハーグが脱落し、
クチンスキーとデヴォフトの2人だけとなりました。
大集団からも何人かが飛び出そうとする動きを見せ、
さらに落車も何度も発生、別府史之選手もDoornのパヴェで落車してました。
石畳&丘のOude Kwaremontでは集団で落車が発生。
集団が中切れを起こしました。
どんどんと集団は小さくなっていきます。
Paterbergを越えた後に、大集団から6人が抜け出しに成功。
この6人はKoppenbergの登坂中に2人に追いつきました。
カンチェッラーラはチェーンが切れてリタイヤ。
力が入りすぎちゃったのかなぁ……好きな選手なのでこれは残念。
Taaienbergの登りでボーネンがアタック、
ポッツァートがまず反応し、さらに5人が合流。
逃げ8人、追走7人、大集団という形になりました。
大集団からは少しずつ追走集団に入る選手が出て
追走集団は20人近くまで膨れ上がります。
Varentで逃げ集団からデフォハトが脱落。
追走集団にはさらに選手が合流してメイン集団という規模に。
Lebergでボーネンの属する追走集団は大集団に合流しました。
Berendriesで、逃げ7人からクインツァートとシャヴァネルがアタック。
ホステが合流しますが他の4人は置いていかれます。
置いていかれた4人に大集団からアタックした
ポッツァート、ボーネン、デヴォルデルが追いつき、
さらに前の3人を追ってペースアップ。
追走集団から4人が逃げに合流し、
デヴォルデル、ボーネン、シャヴァネル、ホステ、
バンティエーラ、クインツァート、ポッツァートの7人に。
そしてクインツァートとシャヴァネルがアタック、
ポッツァートを揺さぶりにかかりましたがこれには反応せず。
ペースが落ちたボーネンらのグループは、
後方の集団が追いついてきました。
残り30km付近で追走集団からヴァンヘッケがアタック、
さらにEikenmolenでデヴォルデルがアタック、
この2人が逃げていた2人に追いつきました。
ボーネンの属する追走集団はタイム差を広げられており、
逃げの4人が優勝する可能性が高まってきました。
そして勝負所と目されるMuur - Kapelmuurに突入。
逃げ集団4人からはデヴォルデルがペースアップ、
クインツァートは何とか付いていこうとしますが、
デヴォルデルは一気に差を広げていきました。
追走集団からはジルベール、ボーネン、ポッツァートが抜け出し
逃げているメンバーを追っていきます。
残り10kmでタイム差は50秒強、
さらにこの後も少しずつタイム差が広がっていきます。
結局デヴォルデルが逃げ切り2連覇を達成しました。
・総合成績
1位 6h 27m 44s ステイン・デヴォルデル(QSI)
2位 + 59s ハインリッヒ・ハウッスラー(CTT)
3位 + 59s フィリッポ・ジルベール(SIL)
http://rvv.be/rvv-data/pdf/rvv2009-elite-men-results.pdf(pdf注意)