Paris - Roubaix【259km】
コース図(石畳一覧はThe cobblestones sectorsから)
http://www.letour.fr/2009/PRX/LIVE/us/le_parcours.html
コースはほぼフラットですが、
石畳が27箇所と不確定要素を多く含むコース設定。
雨が降ればさらにハードなレースとなります。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では10人が逃げており125km地点付近を走行中、
大集団とは約3分半の差がついていました。
しばらくレースは動きを見せませんでしたが、
第18セクターのHaveluy à Wallers
トム・フェーレルスのアタックをきっかけに
大集団から抜け出そうとする動きが次々と出ますが、成功には至らず。
しかしこのアタック合戦で集団はペースアップし、
逃げ集団とのタイム差が広がっていきます。
第17セクターTrouée d’Arenbergの手前で
大集団の中で落車が発生。
そしてTrouée d’Arenbergでも落車が発生し
集団は大きく中切れを起こしました。
ボーネンが先頭を引いていましたが、
石畳の出口付近ではハウッスラーが先頭に立っていました。
先頭集団は20人強に減っていましたが、
まだここで力を使う状況ではないので、
集団は後ろを引き離すような動きをせずに
少しずつ集団の人数が増えていきます
第15セクターの前ではヒンカピーがパンク、
デュクロラサールの落車などが発生。
追走の大集団でも中切れが起きたりと
めまぐるしくトラブルが発生し続けます。
200km地点を手前にして、逃げ10人を追走集団が吸収。
しばらくして5人が抜け出しましたが、
第11セクターAuchy-lez-Orchies à Berséeで
ボーネンがペースアップし抜け出した5人に合流。
これでカンチェッラーラが後ろの集団に取り残されました。
Auchy-lez-Orchies à Berséeを抜けた所で
シャヴァネル、ボーネンのクイックステップ勢がアタック。
他の選手に対して揺さぶりをかけていました。
第10セクターMons-en-Pévèleでボーネンがペースアップ。
クインツァートがここで遅れ始めました。
そして石畳を抜けた後に、ボーネン、ホステ、
ヴァンスーメレン、フレチャ、ハスホフト、ポッツァートの
6人が先頭集団から抜け出し、綺麗な先頭交代をはじめました。
残り30kmを切った所でボーネンがパンクでバイク交換を実施、
ここで他の5人はボーネンが追いつくのを待ちました。
ボーネンが戻っても勝てる可能性が減るだけなのに……
他の5人がカッコよく見えましたよ。
第5セクターを抜けた直後にフレチャがアタック、
ヴァンスーメレンがついていきましたが、
ボーネンが引き始めてアタックは吸収。
第4パヴェに入るところでフレチャが落車、
ヴァンスーメレンも自転車を引っ掛け、
ポッツァートも遅れてしまいました。
さらにホステも遅れボーネンとハスホフト2人になった所で
ハスホフトがカーブでオーバーランして落車。
ここでボーネンが単騎での逃げとなりました。
追うポッツァートは10秒ほどしか離れていませんが、
ボーネンとの差は詰まるどころか広がっていきます。
差を広げていくボーネン、怖いのはトラブルだけです。
結局ボーネンはポッツァートに47秒の差をつけ、逃げ切りました。
ポッツァートが2位、3位は集団3人の中で
スプリントに分が有るハスホフトが入りました。
・総合成績
1位 6h 15m 53s トム・ボーネン(QSI)
2位 + 37s フィリッポ・ポッツァート(KAT)
3位 + 1m 17s トル・ハスホフト(CTT)
http://www.letour.fr/2009/PRX/LIVE/us/100/classement/index.html