Paris - Roubaix【258.6km】
コース図(下段はpdf 一度サイトを訪れて認証を通さないと直でいけないかも)
http://www.amstelgoldrace.nl/index.php?pageId=32
http://www.amstelgoldrace.nl/Files/File/Map-AGR-2009_nieuw-logo.pdf
前週までの石畳によるハードな路面とは違い
細かいアップダウンが次々と迫ってくる
変則3周回のコース設定。
ゴール地点にあるカウベルグが上り坂の為、
純粋なスプリント勝負にはならない可能性もあります。
実況はSaschaさん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では6人が逃げており150km地点付近を走行中、
大集団とは6分25秒の差がついていました。
新城幸也選手も逃げ集団に入っていました。
レースはクラシックレースらしい展開。
逃げ集団とのタイム差を大集団が少しずつ詰めていきます。
2周目終了となるカウベルグの坂に突入。
大集団からはウェーニングが抜け出したのをきっかけに
7人の追走集団が形成。
逃げ6人と大集団とのタイム差は約2分と
完全に射程圏内に捉えました。
この後、補給区間で選手はサコッシュを受け取り、
終盤に備えてのエネルギー補給を行います。
この後、フランク・シュレクが落車。
立ち上がれないほどのダメージを受けた模様。
ステージレースでも活躍できる選手だけに
怪我の度合いが心配されます。
そして追走集団には次々と選手が合流し20人ほどに、
逃げ集団からはテルプストラがアタック、
この動きに他の選手が付いていけず。
この後集団は分裂と吸収を繰り返しながらも
220km地点を超えたところで大集団が逃げを全員吸収。
そしてカウンターアタックでデーヴェニィンスが抜け出し
単騎での逃げに入りました。
大集団では落車が発生。
ゴールに向けてペースが上がっており、
位置取り争いと狭い道という条件が重なり、
これから先も落車の危険性が
大集団からデコルト、ロジャースが2人合流、
さらに230kmの地点のGulperbergで3人が合流し6人に。
しかしこの6人もKruisbergの登りの前で逃げ6人は吸収。
Kruisbergではアンディ・シュレクの引きで
集団はどんどん小さくなっていきます。
Eyserboswegの登りを終えた後、
イワノフがペースを上げて集団からアタックを仕掛けると、
この動きに反応したクルイジガーが抜け出しに成功。
クルイジガーにイワノフとニバリが追走していきましたが、
Keutenbergの登りで吸収されてしまいます。
しかしカウンターアタックでヘーシンクが抜け出すと、
クローンとイワノフが合流し3人の逃げ集団が形成。
イワノフはアタックを続けているからちょっと不利かも……。
集団の方が数的優位はあったのですが、
残り5kmで15秒の差がなかなか詰まっていきません。
そして最後の勝負所Caubergに突入。
残り1kmでタイム差は5秒ほどになり、逃げ集団の後方に
集団の選手達の姿が見えてきましたが……
ヘーシンクはここで脱落、
そしてイワノフがサイドペースアップして突き放しにかかりました。
クローンはついていったのですが届かず、
イワノフが34歳とは思えない力強い登坂でCaubergを登りきり
優勝を掴み取りました。
2位はクローン、3位ヘーシンクと、集団は最後まで追いつけず。
少しだけ逃げ3人の力を見誤った感じでした。
・総合成績
1位 6h 15m 53s セルゲイ・イワノフ(CTT)
2位 same time カールステン・クローン()
3位 same time ロバート・ヘーシンク(LAB)
http://www.amstelgoldrace.nl/index.php?pageId=35