大会公式サイト
http://www.letour.fr/index.html
選手リスト
http://www.letour.fr/2009/TDF/RIDERS/us/partants.html
étape 16 Martigny > Bourg-Saint-Maurice【149km】
コース概要
http://www.letour.fr/2009/TDF/LIVE/fr/1600/etape_par_etape.html
スイスをスタートし、イタリアを経由して
フランスに戻るアルプスを使ったコースレイアウト
超級山岳と1級山岳を登って下るだけとシンプルですが、
それだけに力の差が感じられるステージとなりそうです。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん、永井孝樹さん。
放送開始時ではスタート直後で2人が飛び出していました。
ここに次々と選手が合流し、大人数の逃げ集団となりましたが、
アスタナはこの逃げを容認するようです。
21人の逃げ集団には、山岳賞争いをしている
ペッリツォッティとマルティネスエステバンが入っており、
山岳賞争いの一騎打ちが見られそうです。
タイム差は一気に広がり2分ほどになった所で
さっそく超級山岳Col du Grand-Saint-Bernardがやってきました。
登坂距離24.4km 平均斜度6.2% 最大斜度9.5%
標高2473mと今年のツールでの最高峰を登っていきます。
登坂し始めてすぐにペッリツォッティがアタック。
カルペッツとマルティネスエステバンがついていきました。
大集団からもアリエッタ、チュルーカ、ロイドが抜け出し
第2追走集団を形成しました。
そしてグルペットも形成されたようです。
さすがに超級だから厳しいですかね。
先頭の3人からはマルティネスエステバンが脱落。
これでペッリツォッティがかなり有利な展開に。
マルティネスエステバンは追走集団に合流。
追走集団・大集団からは選手が次々アタックを仕掛けましたが、
30kmを過ぎたあたりで一段落。
先頭2人 → 第1追走16人 → 第2追走11人 → 大集団
という形に再構成されました。
山頂まで10kmを切ったあたりで、
第2追走の11人が第1追走に追いつき、
27人の追走集団に再構成されました。
このまま山頂を通過できれば下りに強い追走集団となりそうな感じ。
この後も追走集団・大集団から脱落者が出続け
大集団からもアスタルロサが追走集団に合流と、
厳しい登りだけあって、レース展開は動き続けます。
逃げの2人は山頂でも争わず通過。
ペッリツォッティが先頭で通過し20ポイントを獲得しました。
アスタルロサが合流した追走集団は1分12秒遅れで通過。
3位通過したのは山岳ポイント3位のフェドリゴ、
16ポイントを追加したけど、これで山岳賞争いでは
ペッリツォッティが抜け出した感じになったかな。
大集団は2分ほどの遅れで山頂を通過。
20人近い追走集団は、下りに入って逃げ2人との差を詰めている感じ。
峠を下りきった所でのレース状況は
逃げ2人から追走17人までは1分50秒、
下りで追走から遅れたロランまで3分強、
大集団までは5分近くの差がついていました。
大集団は人数が多いだけにゆっくり下りをこなし、
補給地点でさらに差が開いた感じです。
この後、2つ目の登りを前に追走集団・大集団ともにペースアップ。
逃げ2人とのタイム差をグイグイと詰めていきます。
100km地点付近で、追走の16人が逃げの2人を吸収。
この時点で大集団は約4分遅れ。
第2スプリントポイントを抜けて
いよいよ1級山岳Col du Petit-Saint-Bernardに突入していきます。
登坂距離22.6km 平均斜度5.1% 最大斜度7.5%
登り始めてすぐにグルペットが形成。
別府・新城はここに入ったのか、
それとも前で粘っているのか……
あと1週間だから感想まで頑張って欲しいけど。
逃げ集団からルフェーブルがアタック、
しばらくして吸収されるとカウンターが仕掛けられます。
大集団の方からも抜け出す選手が出ていて、
動きが間断なく続いていきます
残り40kmで逃げ集団は14人、
大集団はサクソバンクが牽いて約3分遅れ。
今日はサクソバンクがアスタナに対して仕掛けるのかな。
逃げ集団から抜け出したのはペッリツォッティ、
ヴァンデンブロックがついていき2人の逃げ集団となりました。
大集団ではアンディ・シュレクがアタック。
これについていったのはニバリ、フランク・シュレク、
コンタドール、クレーデン、ウィギンス
総合上位勢が勢ぞろいしましたがランスだけが遅れました。
逃げていた2人にアスタルロサが合流。
そして遅れたように見えたランスがアタック、
キルシェン、ヴァンデベルデ、ウランがついていきます。
アンディ・シュレクが作った追走集団は
前から落ちてきたフォイクトが牽いていきますが
この牽きでフランク・シュレクが脱落。
そこにランスのグループが合流し、
アスタナが再度3人の体制を作り、
サクソバンクは2人に……アスタナ再度有利な体制に。
逃げ3人にはモワナールが合流し、4人で山頂を通過していきました。
ペッリツォッティが先頭で通過、
山岳ポイントを30pts重ねて大きなアドバンテージを得ました。
追走集団は2分12秒遅れて山頂を通過。
有力選手はほぼ揃っていましたが、エヴァンスが居ない?
下りに入って全車ペースアップ。
そんな中でフォイクトが落車……
自転車と路面との接触で火花が見られるほどの落車。
かなり心配になる転び方だったので心配です。
残り15kmを前に追走集団から抜け出した4人が
逃げ集団まで20秒差ほどに迫ってきていました。
このまま吸収かと思っていたら、
逃げ4人も頑張りタイム差が変わらないまま残り10kmのアーチを通過。
この後も追走の4人は逃げ4人を視界に捉えながらも
なかなか追いつくまでには至りません。
追走集団に5秒差まで迫られた逃げ4人の中から
残り3kmでモアナールがアタック。
この動きは失敗しましたが牽制後に
アスタルロサが抜け出しに成功しました。
他の3人が追う動きを躊躇った隙に一気に差を広げると
そのままゴールまで逃げ切りに成功しました。
遅れた3人は11秒遅れ、メイン集団は59秒遅れでゴールしました。
総合上位勢ではエヴァンスが大きく遅れた以外は
TOP5には変動なしでした。
マイヨ・ジョーヌはコンタドール。
マイヨ・ヴェールのハスホフト、
マイヨ・ア・ポワ・ルージュのペッリツォッティ、
マイヨ・ブランはアンディ・シュレク。
4賞ジャージは変わらず、
マイヨ・ヴェールとマイヨ・ブランはまだ激戦が続きそう。
・étape 16 成績
1位 4h 14m 20s ミケル・アスタルロサ(EUS)
2位 + 06s サンディ・カザール(FDJ)
3位 + 06s ピエリック・フェドリゴ(BBO)
・総合成績
1位 67h 33m 15s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 + 1m 37s ランス・アームストロング(AST)
3位 + 1m 46s ブラッドリー・ウィギンス(GRM)
http://www.letour.fr/2009/TDF/LIVE/fr/1600/classement/index.html
étape 17 Bourg-Saint-Maurice > Le Grand-Bornand【169.5km】
コース概要
http://www.letour.fr/2009/TDF/LIVE/fr/1700/etape_par_etape.html