大会公式サイト
http://www.letour.fr/indexCDD_fr.html
ÉTAPE 6 Crolles -> Alpe-d’Huez【151.5Km】
コース図等
http://www.letour.fr/2010/CDD/LIVE/fr/600/etape_par_etape.html
3級・2級と越えた後に超級山岳が2つ、
最後の山頂ゴールはツールでおなじみラルプデュエズと
難度の高いコースレイアウト。
総合優勝を狙う選手にとっては勝負所です。
実況は永田実さん、解説は菊田潤一さん。
放送開始時点では20人が逃げており70km地点付近を走行中
大集団とは2分半ほどの差がついていました。
すぐに1つ目の超級山岳Col du Glandonに突入。
ここでは逃げ集団・大集団ともに仕掛けは出ず
タイム差も2分半前後で推移していきます。
とは言え超級山岳の登坂ですから脱落する選手も出てきます。
逃げ集団からペイト、ルフェーヴルが脱落。
大集団でもだいぶ人数が絞られました。
下りで追いつける可能性はありますが、
次の山岳はもっと厳しいので、ここで遅れた選手は
状態を晒してしまった感じになったかな。
山頂付近でプジョルがアタックしポイントを取りに行きます。
しかしエゴイマルティネスが一気にまくって1位で通過しました。
大集団は1分半を切るタイム差で山頂を通過。
次の登りまでに捉えようという意思が感じられます。
逃げ集団はデニフルの抜け出す動きから再構成され13人に。
大集団も残り20kmで1分強の差と射程圏内に捉えました。
この後逃げ集団からは6人が抜け出しましたが、
逃げ集団は泳がされるような形で
山頂ゴールの超級Alpe-d’Huezの登坂に入りました。
登坂が始まってすぐにディグレゴリオがペースアップ、
これにデニフル、プジョルがついていきます。
大集団はアスタナが牽く形で登坂に入っていくと
シュミットが抜け出す動きを見せました。
3人になった逃げ集団からプジョルがアタック、
この動きには他の2人はついていけません。
大集団から飛び出したシュミットのアタックは失敗した感じ。
上位勢はたんたんと登っていますね……どこで仕掛けてくるか。
逃げていた選手は続々と大集団に飲み込まれていきます。
残り10kmまでに全員がメイン集団に飲み込まれました。
メイン集団は7人、役者は揃っています。
残り9kmで総合2位のヴァンガードレンが遅れ始めました。
さらにコンタドールがペースアップ、
これについていったのはブライコヴィッチのみ。
優勝候補同士の一騎打ちの形になりました。
残り6.5kmで追走していた集団からシュミットがアタック
逃げていた2人に迫りかけましたが失敗。
さらに再度のアタックで2人まで追いつきました。
シュミットが合流したことで先頭の3人は牽制と仕掛けが繰り返され
これでヴァンデンブロック、コッペルが追いついてきました。
残り5kmの看板でシュミットがアタック、
これにコンタドールが反応しカウンターを仕掛けると
ブライコヴィッチだけがついていきます。
さらに牽制の間にシュミットが合流。
コンタドールはペースを上げ下げしているのですが、
これは相手を揺さぶっているのか、それとも決めきれないのか。
さらにコッペルがまた戻ってきてそのままアタック、
これをコンタドールが潰します。
残り2km手前からコンタドールがアタック、
これでまたまたコンタドールとブライコヴィッチの2人に。
そしてこれまで先頭に立たなかったブライコヴィッチが牽き始めました。
この後両者ともに仕掛けずにゴールスプリントへ。
コンタドールがここでは力を見せてスプリントを制しましたが、
タイム差をつけられなかったのは誤算だったのか、
それともこれはこれで良いという考えなのか……。
・ÉTAPE 6 成績
1位 4h 31m 01s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 same time ヤネズ・ブライコヴィッチ(RSH)
3位 + 17s シルヴェスター・シュミット(LIQ)
・総合成績
1位 19h 56m 04s ヤネズ・ブライコヴィッチ(RSH)
2位 + 1m 41s アルベルト・コンタドール(AST)
3位 + 2m 41s ティージェイ・ヴァンガードレン(THR)
http://www.letour.fr/2010/CDD/LIVE/fr/600/classement/index.html