大会公式サイト
(フランス語) http://www.letour.fr/fr/homepage_courseTDF.html
(英語) http://www.letour.fr/us/homepage_courseTDF.html
ÉTAPE 16 Bagnères-de-Luchon -> Pau【199.5Km】
コース図等
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1600/etape_par_etape.html
1級2つに超級2つ、きついアップダウンが繰り返されます。
しかし最後の超級を越えてから60kmはほぼ下り基調なので
最後の山岳での遅れが小さければ取り戻せる可能性はありそう。
休息日前なので総合上位勢も仕掛けてきそうですよ。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん、永井孝樹さん。
放送開始時点ではスタート前のパレード走行が始まった所でした。
本スタート後、さっそくのザブリスキーのアタックで戦闘開始。
しかし次々とアタックがかかり逃げ集団は膨らんでいきます。
その中にはランスも入ってきました。
これは面白くなりそう。
スプリンターは早々にグルペット形成の流れ。
でも、このステージはタイムオーバーに気をつけないと。
さらに大集団から山岳賞を狙うシャルトーが抜け出し、
ここに4人がついていき5人の追走集団を作りました。
1級Col de Peyresourdeの山頂手前でシャルトーらが逃げ集団に合流。
そのままシャルトーは1位通過を狙いましたが、
シュミットをかわせず2位通過となりました。
大集団からヴァンデンブロックが追う動きを見せましたが
前に追いつけないまましばらくして集団に飲み込まれました。
これで力使っちゃったかなぁ。
下りに入って逃げている14人以外は全員吸収され、
続いての山岳、1級Col d'Aspinに突入しました。
大集団ではエヴァンス、サミュエル・サンチェスが千切れそう。
逃げ集団からはシュミット、ホーナーが遅れ始めました。
サミュエルとルイスレオン、2人のサンチェスにヘーシンクが遅れ
前の方は10人ほどの大きな集団3つとばらけた展開に。
1級Col d'Aspinの山頂では、シャルトーが1位通過し山岳賞争いで大きくリード。
追走集団からはクネゴが抜け出し、先頭の集団を追っていきます。
下りに入り逃げ集団からカザールが抜け出しに成功。
残された追走集団は第2追走集団に追いつかれました。
次の峠もすぐやってきます。
3つ目は超級Col du Tourmalet、中盤に配すとは贅沢なレイアウトですな。
第2追走が第1追走に追いつく直前にランスがアタック。
ここでランスが攻めてきましたよ。
フェドリゴ、クネゴは追走するべく抜け出してきました。
そしてランスはカザールを抜き去りトップに立つと、
フェドリゴ、クネゴの合流を待ちました。
さらにカザール、モロー、ヴァンデワールも合流してきました。
メイン集団ではハスホフトが抜け出してきました。
前の集団に追いつき、万が一でも先頭の集団で山を越えれば
スプリントポイント2つにゴールポイントも狙えるので悪くない狙いですね。
さらにクチンスキーも大集団から抜け出してきました。
大集団はこの時点で先頭から3分以上遅れており
逃げ切りを許すのも視野に入れたペースになっているのかな。
ランスの集団にホーナー、バレド、プラサの3人が合流、
さらにコノヴァロヴァスも合流し先頭は10人に。
追走していたシャルトーは差を詰められずどっちつかずの状態。
ハスホフトとクチンスキーは大集団に吸収されました。
この後、展開は落ち着きを見せます。
超級Col du Tourmaletの山頂ではモローがトップ通過、
フェドリゴは2位通過、シャルトーを助けられませんでした。
大集団は3分40秒ほど遅れて通過、
まだまだ追いつけるタイム差ではありますね。
下りでシャルトーが大集団に吸収され、逃げ10人を大集団が追うという展開に。
補給ポイント付近からタイム差が広がり始めたのは
逃げ10人に脅威となる選手がいないから
大集団は大集団内で勝負をするってことかな。
そして最後の山岳、超級Col d'Aubisqueの登坂に入りました。
大集団は6分半ほど遅れてきました。
逃げ10人が失速しなければ逃げ切りもありそうだなぁ。
登坂に入って逃げ集団からアタックしてきたのはランス、
バレド、フェドリゴ、プラサ、クネゴが反応。
続いては5人からバレドがアタックしましたがこれは潰されます。
この後も何度か仕掛けが起きましたが脱落者は出ず
しばらくしてホーナー、モロー、ヴァンデワールに追いつかれ
先頭は8人となりました。
いったん下る区間に入った所で大集団とのタイム差は8分半ほどに
これは逃げ切り容認しちゃった感じかな。
大集団の方は50人ほど残っていますが、
総合上位勢でふるい落とされた選手はいないみたい。
この後、逃げ8人、遅れた2人、大集団どこも大きな動きはなくレースは進行。
超級Col d'Aubisqueの山頂付近でモローがアタック、
フェドリゴの追い上げをかわし1位通過
これで山岳賞争いで2位まで浮上してきました。
カザールは1分半、コノヴァロヴァスが3分半ほど遅れて山頂を通過。
大集団は9分42秒遅れで通過、後は約60kmの下り基調なので
逃げ切りがほぼ確定的になってきました。
カザールが追いつけるかどうかですが、
前の8人で勝負が決まりそうな感じです……
と思っていたら、あっという間にカザールが追いついてきました。
これで先頭集団は9人に。
9人になったと思ったのもつかの間、バレドがアタックして抜け出しました。
これに反応する選手は出ず、スプリントポイントでは
後続の8人に43秒の差をつけてきました。
この後バレドは50秒近くまで差を開きましたが、
追走の8人にとってもビッグチャンスですから
さすがに差を詰め始めてきました。
残り20kmでと追走8人のタイム差は26秒でしたが
残り10kmでは秒差、姿が見えるようになってから
バレドが粘っている感じ。
ゴールが近づくと追走に牽制が起きる可能性もあるので
ここで粘り続ける価値はありますね。
残り3kmでタイム差は14秒に、登りでバレドのペースが少し鈍ったかな。
結局バレドはフラムルージュをくぐるタイミングで追い付かれました。
牽制しあう形でゴールスプリントへ突入。
ランスの後ろにつけていたフェドリゴが右サイドを駆け上がり
そのままランスらの追い上げをかわしきりステージ優勝を飾りました。
ハスホフトは集団の先頭でゴールし6ポイントを獲得。
ポイント賞争いは僅差ですが、ここでポイント重ねられたのは大きいなぁ。
マイヨ・ジョーヌはコンタドール
マイヨ・ヴェールはハスホフト
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはシャルトー
マイヨ・ブランはアンディ・シュレク
・ÉTAPE 16 成績
1位 4h 44m 51s ピエリック・フェドリゴ(BBO)
2位 + 1m 20s サンディ・カザール(FDJ)
3位 + 1m 20s ルベン プラサ・モリナ(GCE)
・総合成績
1位 78h 29m 10s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 + 08s アンディ・シュレク(SAX)
3位 + 2m 00s サミュエル・サンチェス(EUS)
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1600/classement/index.html