大会公式サイト
(フランス語) http://www.letour.fr/fr/homepage_courseTDF.html
(英語) http://www.letour.fr/us/homepage_courseTDF.html
ÉTAPE 20 Longjumeau -> Paris Champs-Élysées【102.5Km】
コース図等
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/2000/etape_par_etape.html
今年のツール・ド・フランスも最終ステージを迎えました。
レース自体はシャンゼリゼの周回コースでの争いのみ。
それまではパレード走行が続く事になるはず。
唯一決まっていないポイント賞ジャージの行方、
そしてステージ優勝争いが注目ポイントですね。
実況は白戸太朗さん、解説は今中大介さん、栗村修さん。
放送開始時点では選手たちはスタートの時を待っていました。
先頭には4賞ジャージが並び、
選手たちの間にもリラックスムードが漂っていました。
レディオシャックは特別ジャージで登場しましたが
着替えを指導された模様、あらら。
この日はスプリントポイントでの争い、
そして周回コース入り口からバトルが容認されるという感じなので
レースはゆったりゆったり進行。
コンタドールとアンディがアタック合戦を仕掛けるような素振りを見せたり
新城はコンタドールやエヴァンスと写真撮影したり、
ヴォクレールに「ジロとツールを両方完走した初めての日本人」と
紹介されたりと普段では見られない光景がたくさん見られました。
レースは淡々と進んでいきパリの周回コースに突入、
集団の緊張感が少し高まってきました。
最初に仕掛けたのはラスト、しかしこれは失敗。
代わってシャヴァネル、ブームが相次いでアタック、
これに多くの選手が乗っていきますが、
集団はなかなか逃げを許しません。
1つ目のスプリントポイントはクチンスキーがトップ通過。
ポイント賞争いの選手はポイントを取れませんでした。
スプリントポイントを抜けた後、ようやく逃げが成功、
11人の逃げ集団が形成されました。
これでレースは落ち着くかな。
逃げ11人と大集団という形でレースは進行、
2つ目のスプリントポイントもポイント上位勢は絡めず
ゴールスプリントで決着する事となりました。
逃げていた11人は飲み込まれる事を覚悟しながら逃げ続けます。
残り10km手前でクネースが抜け出しに成功、
セレンセン、クローンがついていき3人が先頭に立ちました。
ここで残り1周、いよいよクライマックス。
スプリンターを擁するチームが前を吸収すべく、
そして位置取り争いの為に前に上がってきました。
残り5km手前で逃げは吸収されゴールスプリントに。
2番手にいたハスホフトのアタックで
ゴールスプリントの争いがスタート。
3番手にいたペタッキがハスホフトを抜きましたが
その2人を別次元の速さで抜き去ったのがカヴェンディッシュ、
カヴェンディッシュはこのステージも圧倒的な差を見せつけステージ優勝。
今年も5勝、強いはカヴェンディッシュ。
ペタッキは2位で入りポイント賞を確定させました。
総合優勝はコンタドール、2位アンディ・シュレクとの差は39秒、
小さな差はあのステージでついたものと同じ。
薄氷を踏む思いの勝利だったと思われます。
2位アンディは新人賞を獲得、でももうちょっと積極性がほしかったなぁ。
3位はメンショフ、さすがの力を見せましたが、
3大ツール制覇はお預けになりました。
ポイント賞はペタッキ、安定して強かったですね。
山岳賞はシャルトー、これは意外でしたが上手くポイントを重ねました。
・ÉTAPE 20 成績
1位 2h 42m 21s マーク・カヴェンディッシュ(THR)
2位 same time アレッサンドロ・ペタッキ(LAM)
3位 same time ジュリアン・ディーン(GRM)
・総合成績
1位 91h 58m 48s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 + 39s アンディ・シュレク(SAX)
3位 + 2m 01s デニス・メンショフ(RAB)
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/2000/classement/index.html
マイヨ・ジョーヌ
アルベルト・コンタドール(AST)
マイヨ・ヴェール
アレッサンドロ・ペタッキ(LAM)
マイヨ・ア・ポワ・ルージュ
アントニー・シャルトー(BBO)
マイヨ・ブラン
アンディ・シュレク(SAX)