大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/GiroLombardia/2010/it/
Giro di Lombardia 2010 コース図【260Km】
http://www.gazzetta.it/Speciali/GiroLombardia/2010/it/percorso.shtml
落ち葉のクラシックと呼ばれる「ジロ・デ・ロンバルディア」、
このレースでヨーロッパでのロードレースシーズンは終わりを告げます。
ヴァレーゼからミラノにスタート地点が移動、
最大25%の登坂もあるソルマーノ峠も導入と、
難易度の高いコースレイアウトになっています。
実況は白戸太朗さん、解説は永井孝樹さん、中野喜文さん。
放送開始時点では6人が逃げており160km地点付近を走行中
大集団とは5分弱の差がついていました。
雨が降って気温が下がっているようなので、トラブルが心配です。
逃げ集団で落車が発生したのか、ダダルトが1人で走っています。
他の選手大丈夫かな。
そしてカメラバイクが転ぶというショッキングなシーンが……
かなり路面の状態が悪いことが伺えます。
大集団でも落車が発生、優勝候補の選手も巻き込まれたようで
まだ90km近く残っているのに波乱の展開になっています。
落車の影響で逃げ集団は4人に。大集団との差は4分台で推移と、
トラブルがあったせいか差をあまり詰まっていません。
195km地点付近でギザッロへの登りで
逃げ集団からダダルト、カールストロームが脱落し逃げ集団は2人に。
大集団からはグセフがアタック、これをきっかけにして
大集団から仕掛ける選手が次々と現れ始めました。
202km地点で逃げ2人からカッチャが脱落、
アルバジーニが単独で先頭となりました。
ギザッロ教会で鐘の音を受けた選手は下りをこなした後、
次なる峠ソルマーノへ向かっていきます。
追走のグセフに、大集団から抜けたヴィスコンティ、マドラソの
2人が追いつき、さらに前から落ちてきたカッチャも合流しました。
210km地点、ソルマーノ峠に入った所で
逃げていたアルバジーニに追走集団が合流。
アルバジーニ、カッチャと逃げていた2人が脱落し
マドラソ、ヴィスコンティ、グセフの3人が先頭に立ちました。
遅れたアルバジーニを大集団が抜き去りました。
タイム差は40秒弱、これは登坂中につかまるかな。
212km地点すぎで逃げ3人からマドラソが脱落。
大集団からはホーナー、モレンマらが引っ切り無しに仕掛けます。
しかし集団自体はあまりペースを乱さず、
淡々と前の集団を追って走っていきます。
先頭2人にモレンマが合流、モレンマの牽きで
ヴィスコンティが千切れていきました。
大集団の方も勝負所と見てかペースが上がってきた感じ。
ニバリが先頭を牽き集団が縦長になった所で
さらにペースをあげていきました。
ソルマーノ峠の頂上をモレンマが先頭で通過。
メイン集団は20人ほどで20秒遅れで通過、
下りに入って全選手が慎重に走っていましたが……ニバリが落車。
怪我は無かったようなので良かったですが、怖いなぁ。
残り27km、下りが終わりに近づき
選手たちはレインコートを脱いで最後の勝負に備えます。
残り20kmでジルベールが先頭、スカルポーニが追い、
追走が8人までが50秒ほどの差。
勝負はこのメンバーに絞られたかな。
残り17kmでスカルポーニがジルベールに合流。
追走の8人は差が大きいようだけど、追いつけるのかな……。
残り12kmで逃げ2人と追走8人の差は約1分。
差が詰まるどころか広がっています。
これはジルベール連覇の可能性が高まってきたかな。
最後の登坂に入っても逃げ2人には大きな動きはなし。
というかジルベールが睨みを効かせている感じ。
メイン集団からはフグルザンク、ニバリ
残り5km手前、頂上直前で逃げ2人からスカルポーニが脱落。
これでジルベールが単騎で逃げ始めました。
1人になったジルベールは悠々と走行。
そのままゴールまで逃げ切り2連覇を達成。
この悪天候の中、強さを見せ付けての圧勝でした。
・成績
1位 6h 46m 32s フィリップ・ジルベール(OLO)
2位 + 12s ミケーレ・スカルポーニ(AND)
3位 + 55s パブロ・ラストラス(GCE)