放送 GAORA実況・近藤祐司さん、解説・河口正史さん。
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
PIT | 0 | 0 | 7 | 13 | 20 |
BAL | 7 | 3 | 6 | 6 | 22 |
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter/2013112802/2013/REG13/steelers@ravens感謝祭ゲームの最後はAFC North同地区対決、序盤の不調から
立て直したPITを、なかなか連勝が出来ないBALが迎えました。
PITは開幕4連敗から5勝6敗まで戻し、プレーオフ戦線に加わってきました。
オフェンスはラインが安定したのを機にパスが向上し上り調子に。
ディフェンスもラインの良化で、バックスの動きも良くなっています。
BALはなかなか連勝が出来ず、連覇が遠のきつつあります。
オフェンスはワイルドキャットなどを試みるも肝心のパスが不安定。
ディフェンスは3失点という今季ベストだった前週の勢いを活かしたい所。
序盤からBALが押し気味に進めたものの決定力不足で突き放しきれず、
PITがその隙を突いて迫りましたが一歩届きませんでした。
PITは2ポイント成功で追いつく所まで迫りましたが失敗して敗戦。
オフェンスは崩れたプレイからパスを通したり、ワイルドキャット使用等
持ち味を発揮しつつ相手を崩そうとする新しい手を駆使したのですが、
FGフェイクのプレイ失敗など前半無得点だったのが響いた形。
ディフェンスはいきなりTDを取られ、さらに何度も得点圏に入られながら
5FGに抑えた粘り強さは見せました。しかしオンサイドキックを
蹴らざるをえない状況まで攻撃回数を減らしてしまったのが問題でした。
終盤の追い上げとディフェンスの粘りは見事だっただけに
前半の戦いが悔やまれるPIT。ただ内容は確実に良くなっているので
1試合通して後半の内容を出していく工夫・戦術が必要でしょう。
BALは決定力不足ながら何とか逃げ切りに成功して5割復帰。
オフェンスはKタッカーの5FGに助けられた形。QBフラッコがパス成功率
70%近くでターンオーバー無しでしたが、RB陣の不発の影響か
得点圏に入ってから攻めが続かず、付け入る隙を与えたのは反省材料。
ディフェンスは前半は無失点も、後半に3TDを取られと失速。
早いテンポで展開するプレイや崩れたプレイからのパスへの対応が甘く
パスの力があるチームへはまだまだ力が及ばないのが浮き彫りになった形。
何とか勝利して5割に復帰したBAL。とは言え決定力不足の攻撃陣に、
多彩なパスに対応できない守備陣と、連覇どころかプレーオフ進出に
向けてもまだ課題は多く、修正・対策を急がなければなりません。