大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/it/
Tappa 14 Lienz - Monte Zoncolan【210Km → 190km】
コース図等
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/it/tappa.shtml?t=14&lang=it
ドロミテ3連戦の2日目はジロ名物Monte Zoncolanが登場、
平均勾配11.9%、最大勾配22%ときつい登坂が待ち受けています。
さらにゾンコラン前にも1級Monte Crostisがありながら
距離は210kmと長丁場、総合成績が大きく動きそうですよ。
……と思ったら直前でコース変更、190kmとなっていました。
1級Monte Crostisをカットして別の峠へとの事ですが、
安全性確保なら仕方ないかな。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では3人が逃げており100km地点付近を走行中
大集団とは10分半ほどの差がついていました。
放送開始直後に2級Passo della Mauriaの4位通過ポイントを盗る為、
キセルロウスキーが集団から抜け出しました。
キセルロウスキーはポイントをとった後も集団に戻らず、
ついてきたサヴィーニとともに2人で追走を形成。
このあと1級Monte Crostisをカットしたのですが、
代わりのテュアリス峠には山岳ポイント無しという事で
大集団は淡々とタイム差を詰めて、Monte Zoncolanに備える形。
逃げ3人もこれで力を貯め易くなったかな。
レースは淡々と進んでいきましたが、
残り40kmを切ったあたりでリクイガスが牽き始め
タイム差が一気に縮まり始めました。
いきなりペースが変わったのですが、
これはコース再変更が要因のようで、テュアリス峠をパスし
最後の1級Monte Zoncolanに直行することに。
これで残りが30km台から20km減って一気に10km台に。
まだタイム差が4分超ある状態でいきなりのコース短縮は
これは大集団にとってはきついハプニング、
逆に逃げ3人にとってはチャンスがいきなり舞い込んできました。
1級Monte Zoncolanに入ってきました。
逃げ3人からラボッティーニ、タンキンクが次々と遅れ
ブランビッラが1人で抜け出していきました。
大集団からはホアキン・ロドリゲス、アントンがアタック、
さらにコンタドールがついていきます。
先頭ではブランビッラにタンキンクが再度合流、
タンキンクは追いついただけではなく抜いて単独先頭に。
アントン、少し遅れてコンタドール、ホアキン・ロドリゲス、
スカルポーニの4人が追走して追っていく形。
この4人からホアキン・ロドリゲスが遅れた代わりに、
ニバリが追いついてきました。
ニバリは追いついた勢いでそのまま追走の先頭に。
コンタドールはしっかりペースアップしてついていきましたが、
スカルポーニが少し千切れ気味に。
アントンは先頭タンキンクを捉え抜きさりました。
追走のコンタドール、ニバリとは30秒差があり
逃げ切りの可能性が出てきました。
残り1kmのアーチでコンタドールがアタック、
ニバリは全くついていけず。
先頭アントンは何度か振り返ったものの後続は見えず。
そのままゴールしてステージ優勝。
コンタドールは33秒遅れの2位でしたが、
アントン以外とのタイム差を広げたので大成功かな。
コンタドールは3賞ジャージを維持と敵無し状態ですよ。
・Tappa 14 成績
1位 5h 04m 26s イゴール・アントン(EUS)
2位 + 33s アルベルト・コンタドール(SBS)
3位 + 40s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
・総合成績
1位 54h 45m 45s アルベルト・コンタドール(SBS)
2位 + 3m 20s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
3位 + 3m 21s イゴール・アントン(EUS)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/classifiche/it/t_14_class.shtml?lang=it
PR