大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/it/
Tappa 15 Conegliano - Gardeccia/Val di Fassa【229Km】
コース図等
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/it/tappa.shtml?t=15&lang=it
休息日を前にしてのドロミテ3連戦最終戦。
229kmという距離に加え、1級・2級・チマコッピ・1級・1級と
激しいアップダウンが間断なく続く難ステージの1つ。
翌日が休息日なので、総合上位勢や逃げ切りを狙う選手が活発に動きそう。
実況は永田実さん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点では7人が逃げており139km地点付近を走行中、
大集団とは10分ほどの差がついていました。
放送開始直後に、逃げ集団から一度遅れた選手が合流し
逃げ集団の人数が増えて17人になりました。
そして今年のジロ最高峰Passo Giauに入りました。
登坂に入って2kmほどで逃げ集団からフーガーランドがアタック、
置いていかれた逃げ集団もセッラの牽きでペースアップします。
しかしフーガーランドのペースが良いのか
追走集団に差を詰めさせません。
しかし追走集団からガルゼッリが飛び出すと
追おうとしたミケルニエベも突き放し、
さらにフーガーランドに追いつくと一気に抜き去りました。
大集団からもホアキン・ロドリゲスが飛び出しましたが、
長い下りがあるので仕掛けが早い気がしますが……
Passo Giauを制したのはガルゼッリ、
ミケルニエベが44秒遅れ、フーガーランドが1分26秒遅れ、
追走集団が1分47秒遅れ。
大集団では山頂手前でコンタドールが仕掛け、
多くの選手が千切れた感じに。
下りに入るとニバリがペースアップしコンタドールらを置き去りに。
長い下りなので、大きな差をつけられる可能性もありそう。
無理をしないと思われていたコンタドールもペースアップ、
ニバリを追っていきます。
上位勢が下りでアタック合戦をしている間に、
1級Passo Fedaiaに先頭のガルゼッリが入ってきました。
抜け出していたニバリはペースを落として集団を待ちました。
カウンターでアローヨが抜け出します。
まだ2つ山岳が待っているだけに仕掛けが早いように感じますが……
上位勢がいる集団も登坂に突入。
ここでもコンタドールがペースアップ、
セッラ、クルイシュウィックがついていきましたが、
ほとんどの選手が置いていかれました。
さらにその置いていかれた集団からもニバリが遅れかけます。
雨も降ってきており、ゴール地点は霰という話も。
体力を奪われそうな天候になっているので、
アクシデントが心配かな。
1級Passo Fedaiaの山頂を単独で走り続けているガルゼッリが通過、
追うニエベが39秒遅れで通過。
コンタドールの属する集団は6分半ほどの遅れ
ニバリはコンタドールグループから1分近く遅れています。
下りは路面が乾いていたからか大きなトラブルなく通過。
登りで遅れたニバリが、コンタドール集団に追いつきました。
総合を狙う選手にもかかわらずこのアグレッシブさはすごいわ。
ニバリが追いついた後にホアキン・ロドリゲスがアタック、
コンタドールはちょっと間を空けたあと追いかけましたが
虚を突かれたのかな?
2番手にいたニエベもガルゼッリとの差を20秒ほどまで詰めてきました。
そして頂上ゴールとなる1級Gardeccia/Val di Fassaに突入。
登坂に入ったあたりでニエベがガルゼッリに追いつきます。
さらにニエベはペースアップ、一気にガルゼッリを置き去りにしました。
ウェーニング、クルイシュウィックも合流したコンタドールの集団も登坂スタート。
スカルポーニの仕掛けにコンタドール、ガドレは反応するも
他の選手はついていけず。
続いてはコンタドールがアタック、スカルポーニ、ガドレの2人は
差を少しずつ広げられていく展開、力の差が感じられます。
先頭のニエベはガルゼッリとの差をどんどんと開き完全に独走状態。
このまま逃げ切ってしまいそうな感じに。
コンタドールは逃げから遅れてきた選手を次々とパス、
3位まであがってきてボーナスタイム圏内に。
さらに差を開いてしまいそうです。
先頭のニエベは最後までペースが衰えず逃げ切りに成功しました。
ガルゼッリがコンタドールに迫られながらも2位、
コンタドールも山頂付近で少し失速したものの
3位ゴールで他の選手に大きな差をつけることに成功しました。
・Tappa 15 成績
1位 7h 27m 14s ミケルニエベ・イトゥラルデ(EUS)
2位 + 1m 41s ステファノ・ガルゼッリ(ASA)
3位 + 1m 51s アルベルト・コンタドール(SBS)
・総合成績
1位 62h 14m 42s アルベルト・コンタドール(SBS)
2位 + 4m 20s ミケーレ・スカルポーニ(LAM)
3位 + 5m 11s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2011/classifiche/it/t_15_class.shtml?lang=it