地球を壊したいと思う姫の為に、
魔法使いが作り出した地球を打ち砕こうとする
巨大なビスケットハンマーから地球を守ろうとする……。
最初の1行が無ければごくごく普通の勧善懲悪ものなのですが、
この変化球な感じが作者の水上さんらしさでもあります。
ドラマパートが比較的おとなしい分、
戦闘などでの展開が衝撃的に感じられるのかも。
このメリハリの強さは持ち味の1つです。
世界を救う指輪の騎士10人(2人死亡したので本来は12人)も集結、
さらに地球を壊そうとするビスケットハンマーを生み出した
「魔法使い」のアニムスが登場と
物語は終着点に向けて大きく動き出しつつあります。
しかしラスボスといきなり出会うってのは有るけど、
この作品のような出会いはなかなか無いよな。
2回目の出会いなんて、アニムスが主人公に
雑談をしようと現れるんだもん……。
少年画報社
水上 悟志(著)
発売日:2007-05-28
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