西浦・桐青どちらにも見せ場が満載だった
県大会の1回戦がついに終了しました。
……ようやっとと言うべきなのかも。
個人個人のエピソードはほとんど描かれず、
試合における心理描写、戦術面の駆け引きを中心にしても
しっかりと面白い作品を描けるのですよね。
最近は登場人物の背後関係などを
詳細に描かないと作品としての深みに欠ける……
というような論調が増えてきていると感じられるのですが、
スポーツを題材にした作品の場合には
スポーツをメインで描いてもらいたいのですよ。
その点で「おお振り」はスポーツがあくまでメイン、
三橋のキャラクター付けなどの背後関係は
あくまでストーリーに必要な部分だけを描写しているのが、
個人的にはとても良いと思っております。
しかし、試合終了後のドラマは物凄いですよ。
スポーツを真剣にやっているこそ
負ける事の悔しさ辛さも人一倍感じる事が出来る……
真剣勝負に身を投げた高校生達の熱い生き様が
伝わってくるような名シーンが続きました。
これで心を動かされないわけが無いですよ。
アニメを見ている方で原作未読な方、
ちょうど試合が終わりキリが良い所まで収録されています。
この機に一気に大人買いしちゃいましょう。
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講談社
ひぐち アサ(著)
発売日:2007-05-23
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