10°Tappa CAMAIORE - SANT. NOSTRA SIGNORA DELLA GUARDIA (250km)
コース図(from J SPORTSサイト)
250kmという長い距離、そして山頂ゴール、
いよいよ厳しいコースが出てきました。
総合優勝争いはここから本格的にスタートとなりますから、
上位を狙う選手達の動向に注目です。
放送開始時点では190kmを超えたあたりまで進んでおり、
テュポン、ロサダ、バリアーニ、パッラ、
ヒンカピー、アルディラの6人が逃げを決めており、
大集団とは3分強の差が付いていました。
頂上ゴールという事で、大集団は最後の登りの前に
逃げ6人を捕まえようと、いつもより早めに追い上げを始めていました。
スプリントポイントでは、パッラ、ロサダ、ヒンカピーの順に通過。
その後の3級山岳カンピの登りで、デュポン、アルディラが脱落。
逃げ集団は4人となってしまった上に、
カンピの頂上では集団との差は1分強と
逃げ切りはほぼ絶望的な状況になりました。
今日のゴールは登りっぱなしの頂上ゴール
サントゥアリオ・ノストラシニョーラ・デッラ・グアルディア。
平均勾配が8%、後半になるにつれ勾配がきつくなる
選手の実力が試される難しい坂です。
この登りの手前で、総合優勝を狙うシモーニがパンク、
集団に追いつくために余計な足を使わされてしまいました。
最後の登りに突入後、逃げ集団からはパッラがアタック。
大集団の法では次々と脱落者が出てきており、
サバイバルレースの様相を呈してきました。
パッラに置いていかれた3人が集団に吸収された直後、
集団からディルーカがアタックを敢行。
しかし他の選手は反応できず、そのままパッラを追って行きます。
ディルーカはパッラに追いついたものの、
そのまま独走を続ける事無く一度集団に戻ります。
ディルーカたち2人が集団に戻った直後に、
ピエポリがカウンターアタックを仕掛け成功させます。
ピエポリはそのままリードを広げていきます。
ピエポリに離された集団からセラー、シュレクが抜け出し
前を追って行きます。
さらにディルーカも再アタックを仕掛けて前を追いますが、
他の有力選手は追い上げる力が残っていません。
力強い走りでセラーを置いていったシュレクですが、
ピエポリに追いつくことが出来ません。
逆にディルーカに追いつかれてしまいました。
残り1km、ピエポリの勢いは衰えず単騎で逃げて行きます。
結局ピエポリは、2番手のシュレク、ディルーカを振りきり
そのまま頂上まで1人で逃げ切りました。
35歳で頂上ゴール、250kmの長丁場ステージで優勝……凄い凄い。
2位は18秒遅れでディルーカ、3位は27秒遅れでシュレク。
シモーニは32秒遅れ、クネゴは43秒遅れでゴールしました。
マリア・ローザのピノッティは4分31秒遅れでゴール。
これでマリア・ローザは38歳のアンドレア・ノエの手に。
今日はベテラン勢の躍進が目立ちました。
その他の総合成績でも、上位陣に大きな変動がありました
・10°Tappa 個人成績
1位 6時間19分07秒 レオナルド・ピエポリ(SDV)
2位 +18秒 ダニロ・ディルーカ(LIQ)
3位 +27秒 アンディ・シュレク(CSC)
10°Tappa 全選手記録
・総合成績
1位 46時間06分09秒 アンドレア・ノエ(LIQ)
2位 +1分08秒 マルツィオ・ブルセギン(LAM)
3位 +1分15秒 ダビ・アローヨ(GCE)
10°Tappa 終了時点総合記録
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