9°Tappa REGGIO EMILIA - LIDO DI CAMAIORE (177km)
コース図(from J SPORTSサイト)
前日に続いて、前半が山岳、後半が平坦のコース。
今回もスプリンターは取り残されてしまうのか、
それともゴールスプリントの争いとなるのか。
放送開始時点では、64km地点付近を一団となって走行中、
やや珍しい展開となっていました。
この後、この日唯一の山岳である2級のチェレート峠を目前にして
アッジャーノ、ブルのティンコフ勢がアタックを敢行。
ブルがアッジャーノを利用してさらに加速したのですが
ここに山岳賞ジャージを持つラベルデと、
セラー、カウッキオーリが追いつき、4人で頂上へと向かいます。
結局山岳ポイントは、ラベルデ、セラー、カウッキオーリの順で通過。
ラベルデはこの日も山岳ジャージのマリア・ヴェルデを守りました。
チェレート峠の下りで4人が抜け出します。
逃げたのはクニスキー、マシャレッリ、クロスビー、ベシィ、
少しずつ後方との差を広げて行きますが、
最大でも2分半程までしか差は広がらず、
集団に泳がされている状態です。
このままの形で大きなトラブルも無くレースは進行していきましたが、
残り15km地点手前でロフニー、イグナチェフの
ティンコフ勢2人がアタックを成功させます。
しかし、スプリント勝負に持ち込みたいチームが集団を引っ張り、
まず残り10kmを切ったあたりでティンコフ勢を吸収。
さらに残り7kmで逃げていた4人も吸収して一団となりました。
残り5kmからゴールまではほぼ直線、
各チームが激しいポジション争いを繰り広げます。
スプリンター達もしっかりと前方に位置し、
最後のゴールスプリントを迎えました。
残り300m付近から各選手がいっせいにスパート。
まずはペタッキが先頭に立ちましたが、
マキュワンがペタッキの後方に位置取りし、
久しぶりにガチンコ対決の様相……
しかしその2人を横から上がってきたナポリターノが
一気に差しきりステージ優勝を勝ち取りました。
2位マキュアン、3位ペタッキ、4位ベッティーニと
上位陣にはスプリンター達が勢揃い……
久しぶりに熱いスプリント争いが見られました。
ほぼ一団だったため、総合成績にはほとんど変化無し。
ただし10°Tappaからは山岳コースとなるので、
総合優勝を狙う選手が躍進してきそうです。
・9°Tappa 個人成績
1位 4時間57分08秒 ダニロ・ナポリターノ(LAM)
2位 same time ロビー・マキュワン(PRL)
3位 same time アレッサンドロ・ペタッキ(MRM)
9°Tappa 全選手記録
・総合成績
1位 39時間54分42秒 マルコ・ピノッティ(TMO)
2位 +28秒 アンドレア・ノエ(LIQ)
3位 +54秒 セルゲイ・ヤコヴレフ(AST)
9°Tappa 終了時点総合記録
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