7°Tappa SPOLETO - SCARPERIA (254km)
コース図(from J SPORTSサイト)
今年のジロ最長の254km、しかしながら起伏は少ないので
久しぶりにスプリンターが活躍できそうなステージです。
放送開始時点で、レースは180kmを越えた辺り
3級山岳ヴァリコ・クローチェ・ア・モーリの登りを控えた所で、
ベルトリアーティ、アルビズリ、パタンション、アッジャーノの
4人が逃げていましたが、タイム差は2分しかついていませんでした。
ヴァリコ・クローチェ・ア・モーリの登りでアッジャーノが脱落。
山岳ポイントでは、ベルトリアーティがトップで通過しましたが、
追い上げている大集団は1分06秒差まで迫ってきていました。
残り39km地点と、早い時点で大集団が逃げを吸収。
この時大集団はかなりのスピードを保っていたのですが、
それは大集団から千切れていた有力なスプリンター
ハスホフトなどを振り切りにかかる為でした。
しかしながらハスホフトはアシストたちに助けられながら
残り20km地点手前でなんとか大集団に合流しました。
この後、マシュー・ホワイトがアタックを仕掛けたものの
単騎の逃げだったために集団は慌てずペースを保ち、
あっさりとホワイトを飲み込み、
そのままゴール地点のムジェロサーキットに入って行きます。
サーキットという事でコース幅も広く、見通しも良いコース。
サーキット内でコメッソ、カンチェッラーラが
次々と単独アタックを仕掛けましたが、
あっさりと潰されてゴールスプリントへと突入します。
オンガラートの後ろで力を貯めていたペタッキが
ゴール前1500mで先頭に立つと、
そのまま後続の追撃をかわしてゴールに飛び込みました。
2位はハスホフト、3位はベッティーニと
ゴール前で役者が勢揃いしていた中で、
ペタッキが素晴らしいパフォーマンスを見せ2勝目を獲得しました。
ハスホフトも調子を上げてきているのかも、
これからの活躍に期待できます。
この日は総合成績や各賞レースに大きな変動は無し。
あと数日は静かなレース展開になりそうかな。
・7°Tappa 個人成績
1位 6時間14分44秒 アレッサンドロ・ペタッキ(MRM)
2位 same time トル・ハスホフト(C.A)
3位 same time パオロ・ベッティーニ(QSI)
7°Tappa 全選手記録
・総合成績
1位 29時間59分16秒 マルコ・ピノッティ(TMO)
2位 +3分30秒 ユベール・シュワブ(QSI)
3位 +4分12秒 ダニロ・ディルーカ(LIQ)
7°Tappa 終了時点総合記録
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