本屋に行ったら山積みになっていました、
ドラマ化効果恐るべし……。
1巻で1回戦、2巻で2回戦、3巻で敗者復活戦と、
これまでは1冊で1エピソードが終わる形となっていたのですが、
この4巻で行われている3回戦では、
ゲームの決着が初めて次の間に持ち越しとなりました。
しかもゲームの転換点となるような大事な場面で4巻が終了……
生殺しだよ、これじゃ。
ライアーゲームの3回戦は密輸ゲーム。
今回も虚虚実実な駆け引きが満載。
心理的な足かせによって、机上の論理だけでは上手くいかない
破滅が見えているゲームの難しさを描き出しています。
作中に心に響く言葉があったので、少し引用させてもらいます。
「多くの人は誤解しているけれど人を疑うとはつまり
その人間を知ろうとする行為なんだ……」
この後に「疑う」と「信じる」という対極にある
言葉に関しての言葉が続いていますので、
興味のある方は読んでみて確認してみてください。
もしかしたら心に突き刺さるような厳しい言葉かもしれませんよ。
集英社
甲斐谷 忍(著)
発売日:2007-05-18
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ランキング:33
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