4°Tappa SALERNO - MONTEVERGINE DI MERCOGLIANO (153km)
コース図(from J SPORTSサイト)
今日は距離は短いものの、ついにやってきました山頂ゴール。
モンテベルジネ・ディ・メルコリアーノの長い登りが
ドラマを生み出しそうな予感がします。
放送開始時点では65km過ぎまで進んでいました。
クリフトソフ、イリサール、ブルの3人が逃げており、
大集団に約5分の差をつけていました。
残り70km地点付近で雨が降り出し、落車が立て続けに発生。
そしてベッティーニ、ガスパロットなどの有力選手を含めた
数十人単位が巻き込まれてしまった大規模な落車も発生。
大集団の速度も一気に落ちてしまいました。
この落車が原因となり、逃げ3人と大集団との差は
7分近くまで広がってしまいました。
しかしこの後、落ち着きを取り戻した集団は
少しずつタイム差を詰めていきます。
先行する3人、そして大集団が山頂ゴールとなる
1級山岳モンテベルジネ・ディ・メルコリアーノへ突入。
(17.1km 5.0% 最大斜度10%)
逃げ3人を射程圏内に捉えた集団から、ラボンが仕掛けて抜け出しますが
そのアタックにペレス・クアピオが反応。
クアピオはそのままラボンを抜いて逃げている3人に追いつきました。
逃げの3人を視野に入れた集団が活性化、
相次いでアタックが仕掛けられます。
しかしながら追走する他の選手達は
リクイガスが支配する集団に次々と吸収されていきます。
集団のペースが上がる一方脱落者も続出。
落車でのダメージが残っていたのか
世界選手権の覇者ベッティーニも遅れてしまいます。
そして最後に残っていたペレス・クアピオも
ヴィンチェンツォ・ニバリが引き上げる集団に
残り800m地点で飲み込まれてしまいました。
そのままゴールスプリントへ突入。
ペリツォッティがディルーカの露払いを担うと、
ディルーカもペリツォッティの働きに応え
そのままゴールラインまで逃げ切りました。
ヴィンチェンツォ・ニバリ、ペリツォッティが
しっかりと集団をコントロールし、
エースのディルーカが勝利を飾る……
リクイガスが完璧なレース運びを見せました。
ディルーカが再びマリア・ローザを獲得、
リクイガス勢が総合上位を独占しているのは変わりませんが、
1位ゴールのボーナスタイム20秒や、
他の有力選手の中にも遅れてゴールした選手がいた為、
タイム差が少し開く結果となりました。
・4°Tappa 個人成績
1位 4時間22分42秒 ダニロ・ディルーカ(LIQ)
2位 same time リカルド・リッコ(SDV)
3位 same time ダミアーノ・クネゴ(LAM)
4°Tappa 全選手記録
・総合成績
1位 14時間26分10秒 ダニロ・ディルーカ(LIQ)
2位 +26秒 フランコ・ペリツォッティ(LIQ)
3位 +35秒 アンドレア・ノエ(LIQ)
4°Tappa 終了時点総合記録
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