「透明なものは電気を通さない」
身の回りのものを見渡してみれば、
今までの生活の中ではこれは常識でした。
しかし少しずつその常識が覆りつつあります。
それを可能にしたのが日本で進んでいるナノテクの研究。
そして少し前にこんなニュースまで発表されました。
「現代の錬金術」 セメントを金属に変化、東工大など成功
このニュースの前に、金属の枯渇説が出た事もあり、
これが安価に使える技術となれば、応用範囲も広そうなので
爆発的に普及するのではと思いました。
と同時に、アーサー・C・クラークの言葉
「高度に発達した科学技術は魔法と区別がつかない 」を思い出しました。
で、この記事の下部に書いてあった本が
今回紹介する「透明金属が拓く驚異の世界」。
読んでみたのですが、これが面白かった。
もちろんある程度の化学・物理的な素養が必要となりますが、
それでも高校生レベルの知識でも読める内容になっていますし、
何より身の回りにある物に使われている技術なので、
興味を持って本を読み進める事が出来ると思われます。
技術者の独創性の凄さを感じられる1冊。
こういう本こそ学生に読ませたいですよ。
ソフトバンククリエイティブ
細野秀雄(著)神谷利夫(著)
発売日:2006-11-16
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:5443
おすすめ度:
素晴らしい必読書
研究者に興味のある高校生におすすめ
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