「○○していないのなら言及するな(文句を言うな)」
という言い回しが僕はとても嫌いです。
何かしらの事柄に対し、未経験の人が言及できないのであれば
誰もがほとんどの事に対して発言する事が出来なくなります。
しかし……数少ない例外として使うのが選挙絡みの件に対して。
選挙権を行使していない人には、
政に対しての発言はしないでほしいと思っています。
現在の世代別投票率が続く限り「高齢者のほうを向いた政策」は終わらない
from シロクマの屑籠(汎適所属)
若者向けの政策が少なく的外れなのは、
議員の年代が若者世代と離れているから。
その原因は上の記事を読んで分かるとおり、
若者世代が作り出しているのです。
選挙に出る際には供託金を出さねばなりませんが、
それ以外の部分ではかなりの部分が税金で賄われます。
この事実を教えると「立候補者にお金なんて使うな」と
言ってくる人が多いのですが、ちゃんと訳があります。
もし選挙にかかるお金を全て自前で用意するとなると
お金持ちの人以外は立候補できなくなります。
そのような状況になった時に、どうなるかは推して知るべしです。
経済面で立候補が出来なくなる事を防ぐために、
最低限度の選挙活動(選挙カーの運転要員・ウグイス嬢などなど)には
税金が使われる事になっているのです。
ですから、若い人でも供託金さえ用意できれば
立候補は出来るのですけど……
若い人達の投票率が低いものだから、
年配の方のように「地盤」がしっかりした方相手では
なかなか勝負にならないのが現実です。
話が少し横道に逸れますが
選挙カーがうるさいって言う人が良くいますが
でもこれは仕方ないのですよ。
有権者全員が候補1人1人の名前・政策をきちんと調べ、
誰に投票するかを吟味してくれるのであれば、
選挙カーで名前を覚えてもらうなんて事はする必要がありません。
しかしそんな事をしている人は少ないでしょう。
新人候補など知名度が低い人に関しては、
今の有権者の意識の低さでは知ってもらえる術が
選挙カーや遊説ぐらいしかありませんから
選挙カーなどによる選挙活動が必要不可欠となってしまいます。
逆に考えれば、有権者全員が候補者の名前・政策などを
自主的に調べて投票活動へ繋げる事をすれば、
選挙カーなんて要らなくなるのですけどね。
(インターネットでの選挙活動も解禁すれば、
その流れも出来てくると思うのですが……)
若い人が議員・首長などになれないので
若い人向けの政策が的外れ & 政策自体が出てこなくなり
結果、若者の政治離れが進んで投票率が落ちる……
悪循環に陥っているのが簡単に分かります。
この悪循環を断ち切るのは若年層の投票率を上げる事。
すぐには変わらないかもしれませんが、
上で紹介したサイトで書かれているように、
若年層が無視できない存在になれば、
少しずつ流れは変わってくるはずです。
口(文句を言う)だけでなく行動(投票する)で示す、
それが政治を変える第一歩です。
各地で選挙が行われている時期です。
期日前投票の条件も以前よりかは緩くなりましたし、
投票時間も当日と同じ20時まで行っているので
だいぶ行きやすくなっているはずです。
選挙権を持っている方は是非投票へ。
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