一昨日放送されたミラノ~サンレモでは、
路面が湿っていた事もあり、放送時間内だけでも
落車などのトラブルが続発していました。
しかしそのトラブルを収集するための
レース関係者やチームのスタッフの動きに感心しきりでした。
落車などの事故が発生した時、怪我人に対しては
医療スタッフが素早く駆けつけ、素早く処置を施していました。
激しいレースに落車・事故は付き物ですし、
死に至る事故もありえるのが自転車ロードレース。
医療スタッフに関しては出番が無い方が良いのでしょうけどね。
また選手の自転車が壊れている時には、
チームのメカニックスタッフが、タイヤの交換をしたり、
簡単な調整をその場で素早く行い、
ロスタイムを極力減らそうとしています。
それでも直りきらなかった場合には、
車に乗りながら身を乗り出して、異変がある場所を修理します。
ちょっとでもバランスを崩したりすれば、
車から落ちる可能性がありますから、
命がけの仕事と言っても過言ではありません。
(集団の後をついていきながらの修理なので、
車は40km/h以上は出ています)
アクシデントで遅れた選手達に対しては、所属チームだけでなく
他のチームのサポートカーも風除け役を担い
選手が集団へ復帰する為のサポートします。
本来ならルール違反の行為なのですが、
アクシデントが原因であれば主催者も大目に見ますし、
このような状況はどのチームにも起こり得る事なので、
「困った時はお互い様」という感じで協力し合っています。
正しいスポーツマンシップかどうかはさておき、
同じ土俵の上で戦おうという意識は伝わってきます。
他にもたくさん裏方さんはいますけど、
このような縁の下の力持ち的な人達がいるからこそ、
選手達も安心してレースをすることが出来るのですよね。
結果的に良いレースがたくさん見られるようになるわけで……
ミラノ~サンレモは、裏方さんの重要さを改めて認識できたレースでした。
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