étape 6(200km)コース図
3級山岳×3、2級山岳×5、1級山岳×1と山だらけのコース。
しかも距離も200kmと長めなので、かなり厳しいコース設定です。
放送開始時点では6人が逃げていたのですが、
CSIのサンチェス、CSCのヴァンデヴェルデ、
DSCのライプハイマーとダニエルソン、
COFのシャヴァネル、BTLのヴォクレール、とメンバー豪華すぎ。
メンバーが豪華すぎたおかげで、
大集団はいつもより速いペースで逃げ集団を追走、
53km弱も残っているのに、タイム差は1分46秒しかついていませんでした。
ここまで8回の山岳を越えてきたのですが、
そのうち7回の山岳ポイントでヴォクレールがトップ通過し、
一気に山岳ポイントでトップに躍り出ました。
残り30km手前で、シャヴァネルがアタックを敢行。
どんどんとタイム差を広げていき、置いていった5人とは30秒以上、
大集団との差も1分20秒程度まで差をつけます。
最後の2級山岳タンネロン峠(5.8km 平均勾配5.3%)へ突入。
ここでシャヴァネルに置いていかれた5人は、
そのまま大集団に差を詰められていきます。
サンチェスだけはペースを上げて何とか逃げ切りましたが、
他の4人はそのまま吸収されてしまいます。
さらに大集団からは総合争いの選手達がペースを上げ、
小さな集団を形成して登って行きます。
そこから総合2位のDSCのコンタドールがペースを上げて、
サンチェス、シャヴァネルを次々に追いつき、
ついには先頭へと躍り出ます。
かたや総合トップのレベッリンは、コンタドールには
置いていかれたものの、この先が下りである事、
集団の人数が多い事もあって、無理に追わずに力を溜めます。
コンタドールは、ロペスガルシア、サンチェス、シャヴァネルと一緒に、
4人で集団を形成しながら最後の山岳ポイントを通過します。
遅れていたレベッリンの属する集団も、
下りで集団の力をフル活用して一気にタイム差を詰めていきます。
前の4人は必死に逃げていたのですが、
シャヴァネルがまず脱落して後続集団に吸収されます。
レベッリンの属する追走集団は、
平地に入ってからペースがなかなか上がっていなかったのですが、
残り5kmを目の前にしてようやくスピードアップします。
さらに逃げている3人の中からも、サンチェスがアタックを仕掛け
2人を置き去りにして独走状態となります。
さらにロペスガルシアもスピードを上げ、
先行する3人がそれぞれ独走状態になります。
置いていたかれたコンタドールは、
レベッリン属する集団に追いつかれ、
タイム差をつけることは叶いませんでした。
結局この日はサンチェスが逃げ切ってステージ優勝を飾りました。
そして総合トップ争いはタイム差は変わらないまま
最終日に持ち越される事となりました。
総合成績上位3名に関してはタイム差は変わる事無く、
勝負は最終日に持ち越される事となりました。
最終ステージも山が多いので、ステージ優勝争いも
総合争いも白熱の展開が期待できます。
étape 6 成績
1位 4時間46分32秒 ルイスレオン・サンチェス(GCE)
2位 28秒遅れ ミルコ・ロレンゼット(MRM)
3位 28秒遅れ ジェローム・ピノー(A2R)
étape 6 全成績リスト
étape 6 総合成績
1位 26時間39分39秒 デイヴィッド・レベッリン(GST)
2位 6秒遅れ アルベルト・コンタドール(DSC)
3位 16秒遅れ ルイスレオン・サンチェス(GCE)
étape 6 終了後 総合成績
étape 7(129.5km)コース図
いよいよ最終ステージ、総合成績も僅差ですし、
ステージ優勝を狙う選手もいるでしょうから、
大混戦が期待できそうですよ。
GCE = ケースデパーニュ
CSC = チームCSC
DSC = ディスカバリーチャンネル
COF = コフィディス
BTL = ブイグテレコム
MRM = チーム・ミルラム
BTL = ブイグテレコム
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