étape 3 (215.5km)コース図
レース最長の215.5km、残り40kmに2級山岳があるものの
それを超えれば長い平坦に近い区間があるので、
普通に考えればゴールスプリント勝負になりそうなコースです。
この日も放送開始時に4人が逃げており、
メンバーは、LAMのバルダード、CSCのコロブネフ、
GSTのハウッスラー、AGRのヴォゴンティ。
残り56kmほどの地点で集団とは6分半ほどの差がついていました。
残り50kmほどの地点から、このレース初めての2級山岳
ファンガス峠(8.7km 平均勾配4.5%)の登りへ突入。
後方の集団では、SDVのウィーリンハが抜け出したりもしましたが、
集団は大きな動きを見せず淡々と逃げ集団を追っていきます。
少しずつタイム差を詰めた大集団は、
逃げの4人を完全に射程圏内に捕らえていたのですが、
逃げ集団にいたコロブネフが、残り11.5km付近の上り坂で
ペースをアップ、仕掛けてきました。
初めてのアタックにもかかわらず、他の3人はついていけず、
そのままコロブネフが単騎逃げの体勢に入りました。
残り10kmで40秒弱の差、集団と単騎逃げでは
維持しきれないようなタイム差だったのですが、
最後にコースレイアウトがコロブネフに味方します。
ゴール前の数kmは漕ぐ必要が無いぐらいの下り坂、
ここでコロブネフは体力を温存しながらも、
集団とのタイム差を維持する事に成功。
結局コロブネフは、ゴールまで独走を保ち
200km以上の逃げを成功させました。
逃げ切りでの勝利は大好きなので、
ゴールの瞬間はテレビの前で大拍手でしたよ。
面白いレースでした。
2位にはQSIのトム・ボーネン、スプリント勝負に持ち込めていれば
ステージ優勝だったのですが……
3位にはLAMのダニエル・ベンナーティが入り、
ボーナスタイムを4秒獲得。
これで総合タイムで2位に浮上しました。
étape 3 成績
1位 4時間59分35秒 アレクサンドル・コロブネフ(CSC)
2位 12秒遅れ トム・ボーネン(QSI)
3位 12秒遅れ ダニエル・ベンナーティ(LAM)
étape 3 全成績リスト
étape 3 総合成績
1位 13時間32分59秒 フランコ・ペリツォッティ(LIQ)
2位 2秒遅れ ダニエル・ベンナーティ(LAM)
3位 6秒遅れ デイビッド・ミラー(SDV)
étape 3 終了後 総合成績
étape 4 (169.5km)コース図
ついにやって来た山岳コース。
山のスペシャリスト達の走りに期待です。
LAM = ランプレ
CSC = チームCSC
GST = ゲロルシュタイナー
AGR = アグリチベル
SDV = サウニエルデュバル
QSI = クイックステップ
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