ツアー・オブ・カタールの感想エントリその2です。
その1はこちら
・第4ステージ 139.5km
栗村修さんの単独レポート……上手かったのでは?
少なくとも民放の局アナよりも数倍上手かったです。
スタート直後にいきなり集団が割れたようで、
逃げる30人程度の先頭集団にはクイックステップ勢が揃い、
置いていかれたペタッキなどが追走集団を形成。
大集団はのんびりと追走していました。
先頭集団は追走集団の追い上げを許さず、
そのままゴール間近まで進んで逃げが成功した形に。
そして先頭集団の中から、スプリント勝負を避けるべく
何人かがアタックを試みまたのですが、
トム・ボーネン自らが逃げを潰しにいくなど、
クイックステップのチームワークは万全。
結局ゴール前はクイックステップの独壇場となり、
トム・ボーネンがこの日もトップでゴールを通過しました。
ボーネンのライバルであるペタッキは5分5秒遅れでゴール。
完全にしてやられた形となりました。
1位 2時間54分54秒 トム・ボーネン
2位 same time グレアム・ブラウン
3位 same time ムルリオ・フィッシャー
第4ステージ全成績
・第5ステージ 160.5km
出走前のトム・ボーネンに白戸太朗さんが独占インタビュー。
これぞプロスポーツ選手と言う感じの丁寧な受け答えでした。
そして栗村修さんは、スキル・シマノのチームカーに乗ってのレポート。
チームカーからの補給の様子まで撮影されていましたが、
運転をしながら物を渡し、指示も伝えなければならない、
運転手である監督さんの大変さが伝わってきました。
レースは、ツアー・オブ・カタール最長の160.5km、
カタール国内を大きく縦断するようなコースでしたが、
雨も降ったからか難しいコースコンディションになった感じ。
そんな中で10人が逃げていました。
逃げ集団に選手を送り込めなかったサウニエルデュバルが、
逃げ集団を追うべく集団を引っ張ります。
しかし、ボーネン擁するクイックステップは先頭集団に
クレツケンスを送り込み、総合1位の座を譲る事は
ほぼありえない状況という事で追い上げに非協力的。
さらにボーネンにパンクがあってペースが上がらなかったようで、
結局、逃げをそのまま成功させてしまいました。
逃げ集団はゴール前でアタック合戦&牽制がスタート。
逃げが決まった時の面白い展開が存分に楽しめるレースとなりました。
ゴール前、先行していたクレツケンスを差したのはアーベルマート。
豪快な差し足を見せてくれました。
1位 3時間26分13秒 グレッグ・ヴァン・アーベルマート
2位 same time マーセル・シーベルグ
3位 same time ステファン・ポールヘイス
第5ステージ全成績
・第6ステージ 134km
いよいよ最終日。
3人が逃げを決め、周回コースに突入していました。
しかし集団のスピードは数人の逃げのスピードをはるかに上回るので、
あっという間にタイム差が縮まっていきます。
結局残り1周超の所で逃げ集団が吸収され、
そのままゴールスプリントになだれ込みました。
ペタッキの後ろにボーネンと役者が揃った状態で迎えたゴールスプリント、
ここでも勝ったのはボーネンでした。
1位 2時間56分17秒 トム・ボーネン
2位 same time アレッサンドロ・ペタッキ
3位 same time グレアム・ブラウン
第6ステージ全成績
総合では第5ステージに逃げ集団にいたクレツケンスが優勝。
3位までをクイックステップ勢が占め、
クイックステップが完勝を収めたという感じになりました。
総合成績
サイクルロードレースは本当に面白い。
今回は平坦ステージばかりでしたが、
山岳ステージにはまた違った面白さがあるのですよ。
早く山岳系レースを見てみたいな。
来週には、パリ~ニースが1週間連続生放送されます。
生放送は結果が分からない状態で見られるので、
面白さがさらに増します、放送が今から楽しみです。
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