漫画単行本をスキャンして電子データに落とす。
紙という媒体だと劣化する可能性があるから、
劣化しない媒体で保存をしたい。
このような気持ちは好きだからこそ発生する事だと思いますし、
ただ単にデータ化するだけであれば問題は無いと思います。
ただ、データ化すればコピーも容易になる訳で……
「GS美神 極楽大作戦!!」や「絶対可憐チルドレン」の作者である
椎名高志さんが、自身のサイトでこんな言葉を記しました。
こういうの、一般的には知的所有権がどうとか、
製作者に支払われるべきお金がどうとかってハナシになりますけど、
自分がやられるとそういうことよりも、
なんというか損得じゃなくて傷つきますね。
職人として時間とエネルギーを注いで描いた作品が、
道ばたに落ちてたがごとく扱われたっつーか。
大事にしてもらえないんだな、みたいな。
(有)椎名百貨店 完成原稿速報070302より
物を作り出す為に費やすエネルギーは莫大なものでしょうから、
『道ばたに落ちてたがごとく扱われた』というような
例えをしてしまうのも理解できます。
データ化したものを個人で楽しむのであれば問題は無いですが
ネット上へと流す人からは作者への尊敬の念が感じられないです。
そしてそれを喜んで見る方もね……。
自分は推奨しませんが本は立ち読みする事も出来ますし、
もし買ったとしてもせいぜい一食分の価格でしょうから
それほど大きな痛手にはならないと思うのですが。
実際に買って続きを買うかどうかを判断しても良いと思うんですが。
最後の本音の一言、ここまで言ってくれると清々しいかも。
関わった人はなるべく不幸になって惨たらしい死に方を
してくれると、先生すごく嬉しいナ。
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