とりあえず速報エントリ。
内容に踏み込んだ感想はまた別エントリで書こうと思います。
秒速5センチメートルを見てきました。
見たのは4回目上映分の14:50~の回。
上映館であるシネマライズに着いた時には、
5回目のチケットも売り切れている位の盛況振りでした。
4回目の上映までは舞台挨拶がありまして、
監督の新海誠さんをはじめ、
西村貴世さん、丹治匠さん、馬島亮子さん、天門さんと
制作側のメインスタッフが勢揃いしていまして
制作時の苦労話や、力の入れ具合を語っていました。
そして舞台挨拶後にいよいよ上映開始。
今回の作品は
第一話『桜花抄』
第二話『コスモナウト』
第三話『秒速5センチメートル』
以上の3話構成で約1時間という短めの作品。
一人の少年を主人公として、
それぞれの話で異なったテーマを描いています。
ネタばれになるので詳しい感想は書けませんが、
第一話・第二話も良かったのですが、
第三話の出来が特に良かった。
そして第三話の展開には心を強く揺さぶられました。
何よりも山崎まさよしさんの主題歌が
映像に絶妙にマッチしていたのですよ。
というか、あの音楽の使い方は反則です。
心の震えを抑えることが出来ませんでした。
あのシーンは思い出すだけでも……。
お話の肝は主人公の心の描写。
男子の持つ幻想と言いましょうか、
そんな部分が克明に描かれている感じです。
僕自身もこういう性格……なのかな?
すっごく主人公に気持ちが入ってしまいました。
だからこそ……だからこそ最後の展開が。
画の方は凄い出来。
凄い完成度の高い背景などを
惜しげもなく次々と投入してくるのですよ。
しかも制作スタッフの中には、
この分野での仕事をあまりしていなかった人も
多数いたというコメントが舞台挨拶でなされていましたが、
そんな感じは全く受けない完成度の高さでした。
作品全体通じてみてみると、ショートフィルム時代のような
新海さんらしさが出ていた作品だったと感じました。
一回見ただけで十分すぎるほど情報が伝わってくる作品なので、
何回も行く必要は無いのですけど、
もう一度見に行きたいと感じました。
オススメできる作品かというと、ちょっと人を選ぶかもしれませんが……
でも僕はとても楽しめました。
PR