アイシールドでは、少しずつ単行本と雑誌の掲載分が
離れてしまっていますが、それは作者が真面目すぎるからです。
週刊少年ジャンプの単行本のほとんどは、
「2ヶ月・2ヶ月・3ヶ月」の周期で発売されています。
一方雑誌本体の方は年に52号出るのですが、
合併号が年に4冊出ますから(年末年始×2、春の連休、お盆)
1年間で48話分執筆される事となります。
平均すると『4話/1ヶ月』となりますから、
単行本3冊分の周期7ヶ月では28話分。
アイシールドは休載が今まで1回も無しですから、
単行本1冊に9話ずつ収録されるので、
7ヶ月ごとに1話ずつズレていく事になります。
22巻で久しぶりに2・2の後に2ヶ月で発売されたので、
これで少しだけズレが減りましたけど……
展開が展開だけに、単行本派の方には
もうちょっと早く出てほしいと思っている方も多いのでは?
でもジャンプの単行本はまだマシな方で、
昨日紹介した「おおきく振りかぶって」は10ヶ月ぶりの新刊発売。
しかもこの7巻に収録されていたのは、
約1年前に掲載されていた部分でした。
掲載誌が掲載誌だけに、単行本派の方が多いであろう作品なので、
少し勿体無い感じがします。
アニメ化の絡みもあって発売時期を調整したのか、
再構成に手間取ったのかは分かりません。
それにしても遅すぎな感は否めません。
逆にタイムラグがほとんどない作品といえば、
ヤングキングOURSに掲載されている「アニメがお仕事」。
2巻や3巻発売時には、単行本発売直後に発売される雑誌を読むと
単行本から話が繋がるようになっていました。
これは極端すぎる例かもしれませんが、
「魔法先生ネギま!」でもタイムラグはほとんどありません。
(最新刊で159話まで収録、現在は164~165話執筆中
雑誌の方は見ていないので分かりません。)
単行本で興味を持った人が雑誌を見てみたら
全く付いていけないような状況だと、
雑誌の購買力への影響が小さくなる気がするんだけどな。
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