自転車ロードレースに情熱を注ぐ若者達を描いた
「Over Drive」の最新刊(9巻)が発売となりました。
絵は荒削りなのですが、その荒さが迫力を生み出しているかも。
下にある単行本の画像を見ていただければ分かりますが
帯に「アニメ化決定!!」の文字が……
これを機に日本でのロードレース熱がさらに高まっていくと良いなぁ。
僕も微力ながら後押しすべく、今年「J Sports」で放送される
全ての自転車ロードレースのレビューをすることを宣言します……
ああ、言っちゃった。
さてさて漫画本編の方ですが、久しぶりのレースシーン描写に
胸が熱くさせられまくりです。
優秀な高校生達を集めた合宿最終日、
4人のメンバーによるリレー形式のレースがスタート。
1周88.5kmのコースを1人1周で4人でリレー、
しかもコース断面図を見ると10%クラスの登りもあるという
とんでもなくタフなコース、ドラマが予想されるコース設定ですよ。
ミコト君の弱点であるケイデンスの低さについて
しっかり描写してあった事に驚き。
結構マニアックな部分だと思うんだけど。
ミコト君のように、重いギヤを力でぶん回す(65rpm)のは
長距離走るのには不向きですし、効率が悪い。
(同じ回転数を維持すれば楽に走れるので、
ギアの上げ下げで回転数を維持するのが走りの基本)
プロ選手だと常時100rpm以上のペースで回し続けますから、
それを身に付けられれば、ミコト君もさらに成長しそうですよ。
レースの方はまだ1人目が走行中との事で、
白熱のレースシーンが当分の間楽しめそうです。
早く続きを読ませて、って思わせてくれる熱い作品ですよ。
講談社
安田 剛士(著)
発売日:2007-01-17
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:604