学園編に入ってからこれまでに築いてきた人間関係が、
この9巻のエピソードに大きく関係しているのが面白い。
特に主人公である、DXとイオンの兄妹2人の行動に変化が見られ、
学園での生活の中で成長したという事が感じられました。
前に紹介したときも似たような事を書いたのですが、
学園という小さな舞台になったにもかかわらず、
様々な背景を持つ学友を出す事によって、
作品の世界が広がっているのが面白い。
その広がりが実を結び始めたのが
この9巻のエピソードだったと思います。
変化球なファンタジー作品では有りますが、
いつの間にか虜になってしまう魅力があります。
なんでもドラマCDの出来が素晴らしいとかで……
今度見かけたら買っちゃうかもしれませんよ。
一迅社
おがき ちか(著)
発売日:2006-12-25
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