計算間違いって……多い人は多いし、少ない人は本当に少ない。
この件に関して、多くの子達に接してきた経験の中で
なんとなくの傾向が掴めて来たのでちょっと書いてみます。
ちなみに自分もかなり少ないほうだと思うのですが、
常日頃から「何が原因でどのような間違いを犯したのか?」を
意識するようにしていたので、同じ間違いは極端に少なかったです。
自分なりの「楽になる」計算法を使っていたので、
労力も計算量も少なかったということともあるでしょうけど。
で、間違いを繰り返す人の多くは、間違った時でも深く考えず、
「たまたま間違ってしまった」
と思っている事が多いように感じられます。
しかし、この「たまたま」という思考はとても危険です。
原因を深く考えないから何度でも同じ間違いを繰り返します。
これは計算だけでなくて、他の教科の学習はもちろん
社会に出てからの活動でも同じ事が言えます。
ミスには必ず原因がある……それを見つける事が出来れば
そのミスを犯した事は自分の糧になるでしょう。
独力で見つけられれば、それはさらに大きな糧になります。
しかしそのミスを「たまたま」と思っている限りは、
ミスを次へ活かす事が出来ず、進歩は遅くなるでしょう。
間違いはその場では恥ずかしい事かもしれません。
しかし間違いを全く犯さない人などいません。
ですから恥ずかしいなどと思わず、
間違いを正面から受け止める度量が必要です。
それが自然に出来るようになれば……
また一段高いところに進めるはずです。
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