自転車ロードレースがシーズンオフに入った今、
メインで楽しんでいるのはもちろんNFLです。
しかし、J sportsさんは僕の時間を削るべく
様々な面白いスポーツを放送してくれているのですよ。
その中でも好きなものは……何度か紹介した事があるダーツ、
そして今回紹介するビリヤードの『snooker』です。
『snooker』では、普段良く見る9ボール競技よりも
はるかに大きな台を使いますが、
ボールの数も多く、手玉も含めると22個もあります。
手玉(白)を除くとボールは2種類に分けられ、
1点のレッドボールと、2~7点のカラーボールがあります。
まずは1点のレッドボールをポケットに落とすと、
カラーボールをポケットに落とす権利が生まれます。
ポケットに落とされたカラーボールは、
赤球が残っている間は、所定の位置に置き直されます。
「赤」→「カラー」→「赤」→「カラー」→……
という順番で落とす事を、赤球がなくなるまで続けます。
赤球が無くなった後のカラーを落とした後は、
2~7点のカラーボールを点数の低い順に落としていき
ゲームを終える事になります。
カラーボールは2点(黄)、3点(緑)、4点(茶)
5点(青)、6点(ピンク)、7点(黒)となっており、
置く場所も決められています。
相手に思い通りに突かせないように、
ボールを思い通りの位置に持っていく技術も必要となり、
その駆け引きがとても面白いのです。
しかし、駆け引きを無視して最後まで全部落としきってしまえば、
それで勝つことも出来ます。
連続して得点を取る事をブレイクと言い、
特に100点を超えるブレイクをセンチュリーブレイクと言います。
最高点は、赤と黒で1+7=8点を15回繰り返し、
その後カラーボールを全て落とすと147点となります。
その147点達成映像がこちら。
プレイヤーはRonnie O'Sullivan(ロニー・オサリバン)
http://www.youtube.com/watch?v=3BQSsO8cdFQ
見所としては
・ボールを落とした後の手玉(白球)のポジショニング
ボールを突く位置と強弱で、手玉を思い通りの位置に動かします。
(赤の後は黒が、黒の後は赤が落としやすい位置に動かす)
・25点の時の黒を落とした後のパック
パックとは赤球の固まりを割る事で、
運が絡む部分なのですが、この映像では綺麗に割れています。
・(6分40秒)カラーボールに移ってから、
黄色の後の緑に対するポジショニングを失敗したものの
レスト(遠くの玉を打つための器具)を使って見事なリカバリー。
観客の方々も、盛り上がりどころを知っています。
センチュリーブレイク(連続100点)を達成したときに
まず大きな拍手を送り、赤→カラーを終えて
カラーボールを残すのみとなった所でさらに大きな拍手が。
そして147達成時には、スタンディングオベーションで
割れんばかりの大歓声をプレイヤーに捧げています。
こういう分かっているお客さんが多いスポーツって、
観客の方の反応からも楽しさを知ることが出来るのですよ。
ちなみにブレイク開始から最短時間で達成した
『147』映像もありました。
5分20秒って……早すぎだよ。
http://www.youtube.com/watch?v=UPWtpODY0uw&NR
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