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・レース結果
100回目を向かえたパリ~ツール、
しかし今回のレースはとんでもない事に。
254.5kmとワンデーレースらしい距離の長いレースなのですが、
序盤に逃げた26人に対し追うべき大集団が自然崩壊。
後ろの方の集団に切り取られてしまった選手達が、
戦意喪失してしまいリタイヤが続出。
200人以上出走していたにもかかわらず、
放送開始の時点で残っていた選手は60人強。
逃げ集団は5人、追走10人は逃げ集団から40秒遅れ、
さらに50人ほどの大集団が追うという展開。
残りの距離も25kmと切っていました。
そして放送開始直後に、追走集団に大集団が追いつき
5人の逃げ+大手段という構図に変化して行きました。
逃げ集団も踏ん張って逃げて行きましたが、
残り10km地点で約10秒差まで詰められてしまいます。
残り8.6km地点にある最後の登りコウト・デ・レパン、
ここで逃げ集団からゲドンが1人で抜け出していきます。
大集団の方もこの登りで選手がばらけてしまいました。
少し差を広げたゲドンは、アルヴェセンが追いつくのを待ち
2人が共闘して逃げを続けていきます。
大集団は狭い道路のせいでペースが上げられない上に、
先頭交代が上手く行かずタイム差が詰められず、
結局逃げ2人とのタイム差がどんどん開いていってしまいます。
そして逃げ2人がゴール前の直線に……
この時点で逃げ切りはほぼ確定的な状況となり、
ゲドンとアルヴェセン2人の一騎討ちに。
結局、2人でのゴールスプリントを制したのはゲドン、
記念すべき100回目のパリ~ツールのウィナーとなりました。
放送時間は本来の予定の半分程度、1時間も無い放送でしたが
とてもエキサイティングな展開に手に汗を握りました。
でも……もうちょっと長く見たかったな。
来週は2006 UCIプロツール最終戦「ジロ・デ・ロンバルディア」。
これで当分生放送はお預けとなるので、
じっくり楽しみたいと思います。
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