世の中はどんどん便利になっていますが、
僕はあまり便利な物を好まない変な人物です。
その僕が、便利グッズの中でも今一番嫌いなのが
『電子辞書』です。
電子辞書……小さなボディの中に
数十冊の内容が収録されているという、
よくテレビショッピングでやっているあれです。
大人が使う分には構わないかな、と思うのですが、
学生があれを使うのは「どうだろう?」と感じます。
辞書を引くという作業は、様々な刺激がある作業です。
まずは50音の順番を理解し、素早く目的の語句を見つける。
そして語句の意味を調べた後は、
言い回しを例文などで確認できる。
そして関連語句や、周りに有る別の語句も
一緒に覚えることも出来る。
語句を1つ調べるだけでも、
様々な事を鍛える事が出来るのです。
最近の子はメールに慣れているから、
50音順をしっかり理解していると思いきや、
辞書を引くのがとても遅いです。
なんでなんだろ……。
僕の場合、50音順・アルファベット順は、
ゲームのパスワードで鍛えられたかな。
ドラクエⅡの頃は、音楽1ループの間に
パスワードを入れられなければ「遅い」と言われました。
アルファベットのパスだと女神転生かな……。
「早く続きを遊びたい」
そんな気持ちが、50音順・アルファベット順を
頭の中に残していってくれたのかもしれません。
さらに電子辞書では、調べた語句の意味は引けても、
関連語・用法などはボタンで表示させる事が多いので、
そこまで目が行かない事が多いです。
類義語・対義語なんかは必須だと思うのですが、
電子辞書ではそこまで見る人は少ないように思われます。
そして紙の辞書の最も良い点は、
1ページにたくさんの情報が書いてあるという事。
目的の語句が書いてあるページに、
他の興味を惹かれる語句が載っていれば、
その語句の意味・用法なども理解する事が出来て
一石二鳥以上の働きが期待出来ます。
大人になれば、辞書を持ち歩くのは大変な事なので、
電子辞書を使っても良いかなと思いますが、
学生の時代に使うのは自分は禁止したいぐらいです。
最後に一言
『苦労して見つけた物の方が身に付きやすいです』
・ちょっと横道
最近は脳をトレーニングするというソフトが
流行っているようですが、
普段の生活でも脳のトレーニングは十分出来ますから、
わざわざお金を出さなくても……と僕は思います。
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