安倍新政権の文部科学大臣伊吹文明さんが、
小学校英語について「必修化の必要なし」という発言をしました。
僕はこの意見に全面的に同意です。
こんな当たり前の発言が今まで出なかった事が異常でした。
自分の日本語力も完璧とは言えませんが
(最近は推敲も見直す暇も無いのでエントリでも酷い言い回しが……
後で気づいた所は手直ししています。
気づいた方はコメント欄等で指摘していただければ幸いです)
その自分が見ても「これは酷い」って学生が多いですから。
そして最近感じることは、気持ちばかりを大事にして
言葉を大事にしない人がなんと多い事か。
何も漢検1級クラスの漢字を読めるようになれ、
と言っているのではありません。
日常生活とそれに付随する学習の機会で困る事がない、
それぐらいのレベルの日本語力を身に付けてほしいのです。
国語力が無いと論理力が身に付きません。
論理力は数学でも磨かれますが、
基本の思考は日本語で行われるので、日本語力が最重要。
良くある「役不足」の誤用についても、
「力不足」は「力が不足している」事なので「役者の力<役柄」、
「役不足」は「役が不足」……つまり「役者の力>役柄」となる。
これは論理的に考えればごくごく当たり前のことなんですけど、
「ふいんき」で語の意を掴もうとする人が多いからか、
今でも誤用をする人が後を絶ちませんね。
そもそも語学だけでなく、どんな事柄でも
興味があれば何でも自然に覚えていくのですよ。
たくさんの事柄が覚えられていないのは
いろいろな事に興味を持たせられなかった環境にあるのです。
この環境を作り出すのは主には親、そして学校です。
それを分かっていない有識者や親が多すぎる事が……問題なんだな。
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