Etapa 21 コース概要(142.2km・最終ステージ)
スペインを1周し、マドリードに戻ってきた選手達。
このステージは選手達の凱旋という意味合いが強いので、
マドリードの周回コースに入るまでは
大きな動きも少なくタイム差が付かないステージです。
放送開始時点で周回コースの直前まで進んでいました。
パレードの部分も見たかったな。
マイヨ・オロを着たヴィノクロフはヘルメット、フレーム、
リムなどをゴールド一色に……派手すぎです。
そんな紹介をしている間に周回コースへ突入すると、
アタック合戦が始まりました。
7人ほどの逃げ集団が長く長く逃げ続けていたのですが、
残り7km地点で追走集団に吸収されてしまいます。
この後カウンターアタックも有りましたが、
その都度吸収されてしまい、集団のまま残り1kmを切ります。
残り1kmにある折り返しを利用し1人がアタックを敢行。
絶妙なアタックで差を広げたのですが、
集団が必死に追い上げ残り300m切ったところで吸収されました。
これで正真正銘、スプリンター達のゴールスプリントへ突入。
多くのスプリンターがステージ優勝を狙ってきたのですが……
優勝したのは36歳のエリック・ザベル。
今年のブエルタ2勝目を飾り、これで通産200勝という
とてつもない記録に到達しました。
ポイント賞のハスホフトは2位でゴール。
しかしポイント賞の意地は見せてくれました。
総合成績
1位 アレクサンドロ・ヴィノクロフ(アスタナ)
81時間 23分 07秒
2位 アレハンドロ・バルベルデ(ケースデパーニュ)
1分 12秒遅れ
3位 アンドレイ・カシェキン(アスタナ)
3分 12秒遅れ
ポイント賞
トル・ハスホフト(クレディアグリコル)
山岳賞
エゴイ・マルチネスデエステバン(ディスカバリーチャンネル)
コンビネーション賞
アレクサンドロ・ヴィノクロフ(アスタナ)
以下、その他の成績は公式サイトで。
Etapa 21 の結果
最終総合成績
ドーピングスキャンダルに巻き込まれ、
自身は関係ないのに出場が叶わなかった
ヴィノクロフ・カシェキンなどアスタナチームの選手達。
その彼らがこのブエルタの主役となりました。
消極的なレース展開が多かったツールに対し、
ヴィノクロフ・カシェキンのアグレッシブな走りは、
ブエルタを大いに盛り上げてくれました。
ヴィノクロフはチャンピオンに相応しい
観客を魅了する力強い走りを見せ続けてくれました。
2003年にツールで見せてくれた熱い走り……
それを見てヴィノクロフのファンになりました。
そして今回のブエルタでの走り……
たくさんの感動を貰いまして
「応援し続けてきて良かった」と心から思いました。
次は今週末の世界選手権。
国別対抗ですので、別の盛り上がりがあります。
こちらも放送されるようなので、楽しみにしようと思います。
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